【インスタグラマーと、服。】No.02:並木 一樹(BRIDGE)

instagrammer | 2017.5.9

 

いま、世の中でホットなワード「インスタグラマー」。

トレンドを先駆けて取り入れ、自分なりのこだわりもプラスして日々を楽しむ。

そんな彼らのライフスタイルが詰まった投稿は、日本の男の子たちが参考にできるものばかり。

でも僕たちは思った。インスタグラムだけじゃ分からない彼らの魅力って、たくさんあるんじゃないの?

そんな1つの疑問から生まれたのが、今回の企画「インスタグラマーと、服」。

彼らなりの「服」や「ライフスタイル」に対する姿勢。いま何を考えているのか。次に何が来ると予想しているのか。

インタビューを通して、彼らの魅力に迫ります。

 

 

第2弾は、原宿の人気美容室「BRIDGE」でスタイリストを務める並木一樹(ナミキカズキ)さん。

日々最新のトレンドヘアを提案する美容師としての顔はもちろんのこと、メンズノンノの紙面にも度々登場し、ファッショニスタとしての人気も高い。

今回はそんな並木さんに、春夏の狙いどころや、服に興味を持ったきっかけ、並木さん一押しの2017年ヘアスタイルなど、色々とお聞きしてきました。

 

——まずは、並木さんがこの春夏に推したいブランドを教えてください。

 

この春夏だと、「Needles」というブランドを主軸に考えています。前まではあまり自分の感覚にハマる感じではなかったんですけど、ここ最近でこのブランドが持つ渋めな雰囲気が性に合ってきたというか。

今までは「AURAREE」を着ることが多かったんですけど、今日履いているパンツもNeedlesですし、自分のなかでは今かなりきているブランドですね。他にはトラックパンツも持っています。

イメージだと、若い子が好むというよりかは、少し年齢が上の層のおしゃれ好きな人が好むデザインが多いと思います。

 

 

(Needlesのトラックパンツを合わせたコーディネート。)

 

——スタイリングに関して、何を意識して合わせていますか。この春夏に考えているスタイルもあれば教えてください。

 

ブランドの世界観を大切にしながらいくつかのブランドを組み合わせて、サイズ感の違いやシルエットで遊んでいますね。色合わせのレイヤードも好んでやることが多いです。

昔からストリートな要素をファッションに取り入れることが多くて、その感覚とモードをうまくミックスさせたスタイルは意識しています。

高校生の頃にスケートをやっていたことがあって、その影響でストリートライクな格好が好きなのかな。

ブランドで考えてみると、Needlesを使った少しパンチの効いたアイテムと、AURALEEのクリーンなテイストを混ぜたスタイルがこの春夏に推したいスタイルです。

AURAREEのキレイめな要素、「POLAR」、「All Timers」、「PALACE」あたりのストリートブランドをバランスよく取り入れたスタイルが好きかなって思います。

とはいえ美容師は清潔感が求められる職業でもあるので、あまりダボダボっとしすぎないようには気をつけていますね。

 

 

--なるほど。最近のWEARを見ていると、色で遊んでいるのかなという印象があります。

 

そうですね、サイジング・シルエットはもちろんなんですけど、色の合わせ方にもかなりこだわっています。ミントグリーンやターコイズグリーン、オリーブだったり、自分が好きな色をどううまく合わせるかを考えてスタイリングすることは多いですね。

色の合わせ方を考えるって本当面白いんですよ。この前ディッキーズの水色のパンツを買ったんですけど、あれはさすがに難しいなとは思いました(笑)。

あとは逆にオールブラックもたまにやりますけど、スキニーを履いてバチバチに! というよりかは、ブラックでもゆったりめなパンツを履いたりしてゆるさをだしたりします。思いきりモードに寄せていくってことはしないですね。

 

 

(オールブラックでも、上下ゆったりとしたスタイリングを意識することでブラック特有の雰囲気をうまく崩している。)

 

--他にもこだわっているアイテムはありますか。

 

アイウェアにもこだわっていると思います。だいたい5本くらいサングラスを持っていて、「ayame」のものが多いです。日本のブランドなので、日本人に合うからかもしれません。他だと「EYEVAN」や「Oliver Peoples」をよく見ています。

 

 

--アイテム1つをとってみてもかなりのこだわりがあるんですね。となると、どのような視点で服を選んでいるのでしょうか。

 

すごく抽象的な話になってしまうんですけど、お店で商品が展開されているのをパーっと見たときに目が留まるような、その服自体にパワーがありそうなモノを選んでますかね(笑)。

でもそれって、往往にして作りがこだわっているものなんですよ。シルエットやサイジングが他と違うので、1枚でも決まるというか。

男の人ってわりとそういうところに惹かれるんじゃないかって思ってます。おぉ、これだよこれ!みたいな。

昔は長く着れるモノがやっぱり良いよねみたいな考えもあったんですけど、そうなるとベーシックなものになって、でもそれって経験上わりとすぐ飽きる。

だからその点でいうと、柄モノとか派手なモノでも、その時ビビッときたものを買うのが一番良いんじゃないかなって思います。

ベーシックなシャツでも、「COMOLI」・「YAECA」あたりのブランドだとシルエットやサイジングが他と全然違うので、そういったアイテムを選ぶうえでも、こだわってみるときっと良いモノが見つかると思います。

 

--色々な服を着てきたからこその現在の服の選び方だと感じたのですが、そもそも並木さんが服に興味を持つきっかけというのはいつだったのでしょうか。

 

きっかけかぁー。。たぶん、高校1年生の時にマクドナルドでバイトをしていた時に出会った人たちの影響が一番最初かな? 先輩ですごくおしゃれな人がいて。

当時って裏原ストリートが全盛の時で、「Supreme」とか「A BATHING APE」がはやっていた頃だったと思うんですけど、あの頃はA BATHING APEのTシャツを爆買いしてました。

いま考えるとダサかったなぁって本当思います(笑)。

そのあとにバイト先を変えて地元のデリバリーのバイトをしたときに、そこにもまたおしゃれの師匠的な先輩がいて、その時は「N.Hoolywood」や「NUMBER (N)INE」が流行っていた時代で、コレクションを見たり立ち上げの時にショップに並んで買いに行ったりしていました。

色々な服を着てみてああでもないこうでもないと試行錯誤していたらいまのスタイルになりましたね。おしゃれは色々着てみることがなんだかんだ大事だと思います。

 

 

--ファッション誌の誌面にも度々登場されますし、並木さんはアパレルでも成功したのでは?と思うのですが、なぜ美容師を選んだのでしょうか。

 

そんなことないですよ(笑)。もともと美容師になりたいって思うようになったのは結構遅かったんです。高校は工業系の高専に行っていて、そこは5年制で将来はエンジニアになるって感じの学校だったんですけど、高校2、3年生の時にちょっとやってみたいなって思い始めたのが美容師になるきっかけだったと思います。

その時サロンモデルをいくつかしていたりして、美容師さんと触れ合うことが多くて。昔から何かを作るのが好きな性分だったのもあって、そういう意味では美容師もそれに当てはまるし、漠然と手に職をがつくようなことがしたいなあっていうをその間で思い始めていました。

服の方面にいかなかったのは、そのときアパレルにどんな仕事があるのかあんまりよくわかっていなかったのが大きいです。

アパレルにいくとしたら、ショップスタッフさんからなのかな? って考えていたので、そうなると自分がなにか作るというわけではないよなあ・・自分で服をデザインして作るっていうのもなかなかイメージできないなあ・・と思って。

人と関わるのが好きなので、”創る”ことと人と関われる面では美容師という職業が魅力的に感じて、この決断に至ったんだと思います。

 

--並木さんのスタイルはメンズノンノの雰囲気と合致していると感じるのですが、セルフブランディングは昔から意識してされていたのですか。

 

特に意識していたわけではないです。でも、メンズノンノは前からスナップで呼んでもらったりはしていたんですよね。

あとは昔、ファッションコーディネート大賞という企画があったんですけど、その企画はスタイリストがおしゃれな人を選ぶという企画で。大賞を取ると30万円、副賞だと10万円を貰えるんです。

それに写真を撮って応募していたら、偶然準グランプリが取れたんですよね。そこから編集部さんたちとも繋がれるようになったので、そこがもしかしたら始点だったかもしれないです。

それと、アシスタントからスタイリストに昇格した際にヘアカタログの企画を任せてもらえたことがあったので、セルフブランディングは特別意識していたわけではないとはいえ、その繋がりが役に立ったのではないかなとは思います。

 

--BRIDGE、そして並木さんが作るヘアはまさに今流行りのクリーン男子というイメージにぴったりと合う印象があります。

 

そこはラッキーだったかもしれないですね。昔は攻めたスタイルも好きだったんですけど、今はナチュラルなスタイルに特化していこうというか。

美容室だと他のサロンと差別化していくことが必要だと思うんですけど、BRIDGEの強みとしては大人っぽいというか、そういった雰囲気の髪型にしたいっていう人たちが来てくれるようなところを目指していきたいなと。

あとはそうですね、カッコいいヘアスタイルを作れる美容師さんってたくさんいると思うんですけど、それをファッションとリンクさせて作っている人って意外と少なくて。

髪と服の関係性は僕だけに限らずBRIDGE全体としてすごく大事にするので、その人のファッションに合うような髪型を、というのはいつも意識しています。

BRIDGEのオーナーもすごく服が好きな方なので、仕事するならカッコいい服を着て仕事をしろというのを叩き込まれてきました。カッコいい服が汚れないように、汚れないきれいな仕事をしろと。

白Tにデニムのシンプルな格好でやってる人も多いと思うんですけど、こういうスタイルのサロンは少ない方なんじゃないかなとは思いますね。

 

 

――となると、基本的にはクリーン男子を目指したい男の子たちが来ると思うのですが、違う系統の男の子たちも狙いにいこうとは思わないのですか。

 

そうですね、そこに関してはある程度の幅は広げていきたいとは思います。ただ、自分の好きなテイストじゃないスタイルは作りたくはないですね。

束感ショートだったり、めちゃくちゃ派手なヘアスタイルっていうのは個人的にそんなに好きではなくて。

ファッションとリンクをしていたり、クリーンじゃなくても、少しエッジを効かせたスタイルは提案していきたいとは思っていますね。

 

--並木さんはライフスタイルにもこだわりがあるようですが、そんな並木さんが最近ハマっていることを教えてください。

 

筋トレですね(笑)。去年くらいから休みの日はジムに通ってトレーニングをすることが日課になっていて、週1回のペースでホットヨガにも行っています。

女性のお客様もたくさんいらっしゃるので、話題にもなるということも確かにありますけどね。体づくりの一環としては食事制限もしていて、鶏のささみやサラダを食べるようにしてます。

どこかの雑誌の企画で、アパレル店員の方が服をカッコよく着るために筋トレをしてるっていうのを見て。なるほど良いなと思ったのがきっかけです。

服が似合う体型のためにってカッコいいですよね。筋トレ以外には映画を毎週のように見に行ったり、本にハマった時もあればその時その時で変わったりしていて。

筋トレ自体は2年くらい前からなので長いかもしれません。よくなんでそこまでするのかと言われるのですが、ボディメイクもファッションの一部だと思っているので、そこには抜かりはないです。

やっぱりおじさんになってもカッコよくありたいですからね。あ、でも毎日夜お風呂上がりのアイスは食べちゃってたりします、息抜きも大事ですからね(笑)。

 

 

--最後に、並木さんが考える2017年はこれが来る!ヘアスタイルを教えてください。

全体的に2016年はベーシックなショートマッシュが流行っていてオーダーも多かったのですが、今だとアップバングにも、センターパートにもというような2WAY、さらには3WAYができるようなスタイルを求めている人が多いように感じます。

あとは刈り上げの高さも攻めたスタイルにして、モードさが際立つヘアスタイルも人気ですね。この春夏にBRIDGEとして推したいヘアスタイルは以下の4つです。

 

 

ドライな質感の無造作なマッシュショート、バックは高めに刈り上げてモードなエッセンスもプラスしています。

 

 

スパイラルパーマでかけた雰囲気あるマッシュヘア。夏に向けてウェットな質感の少し強めなパーマもおすすめのスタイルです。

 

 

ナチュラルなニュアンスパーマのショートマッシュヘア。柔らかいくせ毛のような質感もパーマで簡単にスタイリングできます。

 

 

ショートに飽きてきた方にはすこし長めの雰囲気あるボブヘアーがイチオシ。ドライワックスでラフな毛束感を作ってあげるのがカッコいいです。

 

 

オーダーのかなり多いセンターパートの前下がりのショートヘア。通称トランクスヘアー。クールな雰囲気を出したい方、おしゃれなヘアスタイルにしたい方にはおすすめです。

 

——並木さんからの告知をどうぞ。

 

インスタグラムもレディース、メンズのアカウントをやっています。最近は定期的にブログも書いているので、そちらもぜひご覧ください。

おしゃれでカッコいいヘアスタイルになりたい方は、ぜひ一度BRIDGEの並木までお任せください。

 

メインアカウント : @bridge_jojonami

メンズアカウント : @bridge_namiki_men

 

 

並木一樹 ショートヘア ボブヘア パーマ メンズヘアさん(@bridge_jojonami)がシェアした投稿

 

 

BRIDGEに、髪を切りに行こう

 

並木さんに迫った今回のインタビューはいかがだったでしょうか。インスタグラムですでに知っていた人だけでなく、知らなかった人も並木さんの魅力を感じることができたのではないでしょうか。

BRIDGEに行けば、自分のファッションに合わせつつワンランク上のヘアにしてくれるはず。魅力あふれる並木さんがスタイリストを務めるBRIDGEに、ぜひ一度足を運んでみては。