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【日常に珈琲を】コーヒーの街、福岡で巻き起こるイノベーションとは。

gourmet | 2017.7.6

コーヒーの街、福岡。

福岡グルメといえば、どんなイメージがあるだろう。ラーメン? もつ鍋? おいしいものがたくさんある街、福岡。実は、すてきなコーヒー屋さんがあふれる街なんです。

福岡でコーヒーを楽しむ人を増やそうと、今回で2回目となるイベント「COFFEE T-shirts Store 2017」を開催中の「STEREO COFFEE」で、「Click Coffee Works」の古賀さんにお話をうかがいました。

コーヒーを通して福岡に住む人たちの幸せを考え続ける古賀さんのお話から、コーヒーの魅力に迫っていきたいと思います。

「COFFEE T-shirts Store2017」を始めようと思ったきっかけはなんですか?

毎年地元のクリエイターが福岡をテーマにしたTシャツなどを販売している「福岡Tシャツマーケット」というイベントが行われていて、コーヒー屋さんが作るTシャツを集めたら面白いんじゃないかと、「STEREO COFFEE」の児玉さんの発案で始まりました。

去年は「福岡コーヒーTシャツマーケット」という名前だったんですけど、今年は福岡の名前を外し「COFFEE T-shirts Store 2017」という名前にしました。大分や長崎、熊本などからも参加してくださっていて、全部で19店舗のコーヒー屋さんのTシャツが集まっています。

コーヒー屋さんのイベントということを知らなくても、Tシャツに興味を持ち足を運んでくれる方がいて、それをきっかけにコーヒーにも興味を持ってもらえたら嬉しいなと思っています。

コーヒー好きの人を増やそうと他にもイベントを主催されていますよね。

そうですね、コーヒー好きでつくるアップサイクルマーケット(リサイクルマーケット)、「クリーニングデー福岡」というイベントを三度行っています。

不要なものに新しい価値を加えることをテーマに、コーヒー器具やグッズ、福岡のコーヒー店のコーヒーや豆が購入できたり、ワークショップを開催しています。
おかげさまで老若男女問わずたくさんのお客様が足を運んでくださいました。イベントを通して、自分のお気に入りの豆を探しながら店主とコミュニケーションをとり、コーヒーに興味を持つきっかけになればと思っています。

最近のイベントでは、以前に比べて若年層の参加率も増えたそうですね。

 

はい、若い男性も参加してくれています。昔よりもコーヒーを飲める若者が増えているんだと思います。

 

たとえば「Starbucks(スターバックス)」などのお店だったら、ブラックコーヒーが苦手でも甘くしたり、自分好みにアレンジできたり。そういう風にコーヒーに関わりながら、ブラックコーヒーが飲めるようになってきたんだと思います。

 

それに、若い人にとってはコーヒーショップがおしゃれな存在になってきていますよね。

 

おしゃれな人がいくというイメージもありますし、おしゃれな雰囲気に触れたい、憧れのマスターがいるコーヒー屋さんにいきたい、とか。きっかけや目的は人それぞれでいいと思っています。

コーヒーを飲むためにコーヒーショップに行くのではなく?

コーヒー屋さんに行くということは、「体験を買いにいくこと」だと私は思っていて。こんなことを言うのもなんなんですが、コーヒーを飲むこと自体は実はそんなに重要ではないのかも? なんて思うことがあります。

 

その空間に行って、なにかを感じること。コーヒーの味はあとからついてくる要素なのかもしれません。例えばいまはスペシャルティコーヒーっていうものがあって、コーヒー豆や、器具などのツールから、焙煎から提供の仕方からすべてにお金や手間暇をかけ、品質を守りながらコーヒーの味をちゃんと提供したいと考えている人たちがいる。

 

でも、コーヒーの味だけにこだわればいいってわけでもない。味だけを考えれば、なにもないガレージで飲んでもいいわけだし、適当なグラスで提供してもいいわけですよ。

 

でもそうしないのは、コーヒーが五感で味わうものだからなんですよね。おいしいかどうかというのはすごくパーソナルなもので、あの店主が入れてくれるコーヒーがおいしいとか、このカップで飲むからおいしいとか。

 

本当は同じ味かもしれないけれど、コーヒーを様々な感覚で味わうからおいしいと思えるのではないかな。

なるほど、コーヒーは体験そのものなんですね。

体験という意味では、コーヒーは観光資源としても成り立っていると思っていて、コーヒーめぐりのために他県から来る人もたくさんいます。

 

旅行に行くなら、なにしよう? どこ行こう? って悩むこともあると思うんですけど、旅行の目的として色々なコーヒー屋さんに行く。もしくは、旅行先で次はどこに行こう? って悩むためにコーヒー屋さんで一休みしたり。

 

楽しみ方は人それぞれでいいと思います。そういう風に、コーヒーを楽しむ人が増えたらとても嬉しいです。

「Click Coffee Works」は、様々なコーヒーの楽しみ方を伝えるために活動されているんですね。

「Click Coffee Works」は、「福岡を、美味しいコーヒーとそれを楽しむ人であふれる魅力的な街にする。」ということをコンセプトにしています。

 

これは私に限らず、色々な職業で街に関わっている方に共通して言えることだと思っているんですけど、自分が住んでいる街が魅力的だなとか、この街が好きだって思えることが、幸せに直結しているんじゃないかなと思うんです。

そういう街を作るために自分に何ができるかを考えたとき、やっぱり、コーヒーを飲む人たちがたくさんいて、コーヒー屋さんで出会いがあって、そこで面白いことが生まれたり、その反対に誰ともしゃべらずに、本を読みながら自分だけの時間を楽しめたり、安心して行ける場所が絶対に必要だと思っているんです。

 

そういう場所をコーヒー屋さんで提供できたらいいなと思っています。本当はお菓子屋さんとか、本屋さんとか、なんでもいいんです。自分にとって「日常の余白」を大切にできる場所が増えたらいいなと思います。

 

他にもいろんな活動をしていますが、「Click Works Coffee」 はそのなかの一部なんです。

 

古賀さんは、いつからコーヒーがお好きなのでしょうか。

 

学生の頃はカフェオレが大好きだった時期があって、ブラックコーヒーが飲めなかったんです。それからしばらくたって、コーヒーそのものというよりコーヒーを淹れる人に惹かれて、喫茶店に行くようになりました。

 

そこで、ブラックコーヒーを飲んでいる人たちがカッコよく見えて、私もカッコつけてブラックコーヒーを頼みました(笑)。こっそりミルクを足したりして。そうするうちに飲めるようになりましたね。

最初はブラックコーヒーが苦手だったんですね(笑)。そういう人は少なくないんじゃないかと思います。

そうですね。コーヒーが苦手な人ってどうしてもコーヒー屋さんの敷居を高く感じてしまうと思うんですが、まずは気軽に訪れてみて、お店の人と話したり、自分の好きな空間を見つけてほしいですね。

 

例えば、お酒が飲めないけど飲み会には行くっていう人もいるじゃないですか。お酒を飲むためじゃなくて、人と会って面白い話をしたり、その場にいることが楽しいから行くんですよね。

 

行かないともったいない。コーヒー屋さんも同じで、行くだけですごく面白い場所なんです。店主とお話ししてみたり、ゆっくり本を読んだり、好きなように過ごしてほしい。

 

そこで、ちょっとコーヒー飲んでみようかなと思ったら、挑戦する。そうすれば、「あ、飲めるじゃん!」ってなるかもしれない。そういう風に好きになっていけたらいいですよね。

 

そうじゃなくても、家族や友達にコーヒーをプレゼントするのも楽しいと思います。ちょっとでもコーヒーに触れてみてもらえたら、興味を持ってもらえるんじゃないかと思うし、なにかしら接点を持ってもらいたいです。

 

 

「Click Coffee Works」 詳細はこちら→Click Coffee Works

期間:現在〜7月9日(日)まで

場所:「STEREO COFFEE」2F AND

イベント時間:12:00-20:00(※1F店舗の営業時間は08:00—22:00)

※要1ドリンクオーダー

 

「STEREO COFFEE」

 

今回取材でお世話になったのは、福岡市の渡辺通りにある「STEREO COFFEE」。

福岡の大名にある「食事×音楽」をコンセプトにしたカフェ&ダイニングバー「STEREO」の姉妹店として生まれたお店で、1階のイートインスペースには大きなスピーカーが2台置いてあります。

 

「音楽がなくてもコーヒーは飲める。けれど、やっぱり音楽は日常に溢れていて、コーヒーも日常的に人々の生活の一部になってほしい」という思いから、こだわり抜いた音響空間が広がっています。

 

2階のギャラリースペースでは現在「COFFEE T-shirts Store2017」のため、それぞれのコーヒー屋さんがデザインしたTシャツがずらりと並びます。イベントは7月9日までなので、ぜひ足を運んでみてあなたのお気に入りの一枚を見つけてみては?

 

|STEREO COFFEEの詳細情報

住所 〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通3丁目8−3
営業時間 8:00〜22:00
TEL 092-231-8854
URL http://stereo.jpn.com/coffee/