ファミレスのバイトは出会いの宝庫【女性におススメです】
「ファミレスのバイトってどうなの?」
「出会いとかもあったら良いなぁ・・・。」
ファミレスバイトは高校生から主婦まで幅広い年代が働いています。
若い世代(大学生~20代前半)は午後のシフトが被りやすいので意外な男女の出会いがあります。
ファミレスで働こうか悩んでいる人は”出会いもある”ことを念頭にバイトを探しをすることをおススメします。
今回の記事ではファミレスで働いた時に出会った恋愛のお話をご紹介します。
1ファミレスバイトの出会い(恋愛体験談)
学校近くのファミレスで働いていた郁子さんに出会い(恋愛)のお話を伺いました。
大学3年の夏に始めたファミレスのバイトでのお話です。
私は学生時代に両親の喜ぶ顔が見たくて料理を学びたいと思い、学校近くのファミレスのアルバイトを始めました。
なぜファミレスをバイト先に選んだかと言うと、有名な料理店に応募しても私自身のバイト経歴がなく、採用してもらえなかっ
たからです。
最初は「少し親を喜ばせたい」という生半可な気持ちで始めたバイトでした。そのため、ファミレスの調理場に入っても不真面
目に仕事をしていた部分があります。
例えば、「美味しい料理」ではなく「食中毒を起こさない程度に料理に火が通れば良いや」等のルールに従うだけのマニュアル通りの調理をしていました。
私と同じ調理場に立つ26歳の男性は不愛想で大した会話もしない。
最初は目的があったバイトがつまらない仕事になり、私は雑な作業をするように。
ある日、私の姿勢を察したその26歳の不愛想な男性が怒ってきました。
「お前は親を喜ばせたくて料理を学びに来たんだろう。
どうしてやる気を失くしているんだ」と。
当時の私は確かに作業効率も落ちていて、マニュアルに従えばいいといった姿勢でしたが、精神的に未熟な私は彼の言葉に少し
苛立ちを覚えて言い返してしまいました。
「あなたに口を出されることじゃない」って。
すると彼は「赤の他人であるお客様のために頑張れなんて綺麗事は言わない。でも、せめて親のために頑張る姿勢は崩さないで
くれ」と少し強い声音で言いました。
私は「うるさいな」と思いながら、彼の言葉を無視してしまいました。
けれども、翌日以降になってふと彼の言葉を何度か思い返すようになったのです。
自分の最初の目的は何だったのか。時間をかけて考えるうちに、彼の言葉の意味が少しずつ理解できるようになったのです。
そして1ヶ月後、私は彼に頭を下げて、バイトの時間やプライベートで彼から料理を教えてもらうように。
最初の彼はいつも通り不愛想でしたが、段々と打ち解けられるようになり、些細な雑談までする仲になりました。
さらに数ヵ月が経過した頃、突然彼がファミレスのバイトを辞めると報告してきました。
「母親の糖尿病が酷くなって失明したから、介護をするためバイトを変える」という理由で。
確かに、飲食店のバイトの拘束時間は長い上に、在宅勤務の仕事のほうが介護には適しています。
私は彼に辞めてほしくなかったので「ファミレスで働きながらでも介護が出来ると思う」と軽率なことを言ってしまいました。
けれども、彼は自嘲気味に笑います。
「母親のことは前から分かっていた結果だ。
だから俺は、親のために頑張ろうとしていたお前を好きになって、“親のために頑張り続ける人”という理想をお前に押し付けて
さ。
最初の頃に怒っちゃったんだろうな、ごめんな」と謝りながら、手を握ってきました。
その時「不愛想ながらも常に誰かのために頑張る彼のことを私は好きになっていたんだ」と初めて気づきました。
また、以前の私が雑な仕事をしていたことが原因で彼を傷つけていたのだと。
私は彼に謝りながら「私もあなたが好きだった」と返事をしました。
しかし、彼や彼の母親の将来を考えると、学生の私と交際する余裕はないはずです。
そのため、告白をして両思いだと分かっても「お互いの気持ちだけ伝えておくだけ」といった別れ方に。
けれども、私の心には彼の言葉が強く残ったと思います。
なぜなら彼と別れて以降「親を喜ばせるため」に料理を続けて、最終的には「誰かを喜ばせるため」に調理師免許を取ることが
できたからです。
もし、あの時の彼の言葉が無かったら、私はそこまでの努力が出来なかったかもしれません。
私にとってファミレスのバイトは単なる調理をするだけの場所ではありませんでした。
嫌なことや辛い経験もしましたが、同じ仕事をしている素敵な男性と出会う機会も作ってくれました。
ファミレスに出会いは期待していませんでしたが、出会い目的でバイトをするのも正直アリだと思います。
ココナラ
真島 ファミレス
私は学生時代に両親の喜ぶ顔が見たくて料理を学びたいと思い、ファミレスのアルバイトを始めました。なぜファミレスをバイト先に選んだかと言うと、有名な料理店に応募しても私自身のバイト経歴がなく、採用してもらえなかったからです。
最初は「少し親を喜ばせたい」という生半可な気持ちで始めたバイトでした。そのため、ファミレスの調理場に入っても不真面目に仕事をしていた部分があります。
例えば、「美味しい料理」ではなく「食中毒を起こさない程度に料理に火が通れば良いや」等のルールに従うだけのマニュアル通りの調理をしていました。私と同じ調理場に立つ26歳の男性は不愛想で大した会話もしない。
最初は目的があったバイトがつまらない仕事になり、私は雑な作業をするように。ある日、私の姿勢を察したその26歳の不愛想な男性が怒ってきました。
「お前は親を喜ばせたくて料理を学びに来たんだろう。どうしてやる気を失くしているんだ」と。当時の私は確かに作業効率も落ちていて、マニュアルに従えばいいといった姿勢でしたが、精神的に未熟な私は彼の言葉に少し苛立ちを覚えて言い返してしまいました。
「あなたに口を出されることじゃない」って。すると彼は「赤の他人であるお客様のために頑張れなんて綺麗事は言わない。でも、せめて親のために頑張る姿勢は崩さないでくれ」と少し強い声音で言いました。
私は「うるさいな」と思いながら、彼の言葉を無視してしまいました。けれども、翌日以降になってふと彼の言葉を何度か思い返すようになったのです。
自分の最初の目的は何だったのか。時間をかけて考えるうちに、彼の言葉の意味が少しずつ理解できるようになったのです。そして1ヶ月後、私は彼に頭を下げて、バイトの時間やプライベートで彼から料理を教えてもらうように。
最初の彼はいつも通り不愛想でしたが、段々と打ち解けられるようになり、些細な雑談までする仲になりました。
さらに数ヵ月が経過した頃、突然彼がファミレスのバイトを辞めると報告してきました。「母親の糖尿病が酷くなって失明したから、介護をするためバイトを変える」という理由で。確かに、飲食店のバイトの拘束時間は長い上に、在宅勤務の仕事のほうが介護には適しています。
私は彼に辞めてほしくなかったので「ファミレスで働きながらでも介護が出来ると思う」と軽率なことを言ってしまいました。けれども、彼は自嘲気味に笑います。
「母親のことは前から分かっていた結果だ。だから俺は、親のために頑張ろうとしていたお前を好きになって、“親のために頑張り続ける人”という理想をお前に押し付けてさ。最初の頃に怒っちゃったんだろうな、ごめんな」と謝りながら、手を握ってきました。
その時「不愛想ながらも常に誰かのために頑張る彼のことを私は好きになっていたんだ」と初めて気づきました。また、以前の私が雑な仕事をしていたことが原因で彼を傷つけていたのだと。
私は彼に謝りながら「私もあなたが好きだった」と返事をしました。しかし、彼や彼の母親の将来を考えると、学生の私と交際する余裕はないはずです。
そのため、告白をして両思いだと分かっても「お互いの気持ちだけ伝えておくだけ」といった別れ方に。けれども、私の心には彼の言葉が強く残ったと思います。
なぜなら彼と別れて以降「親を喜ばせるため」に料理を続けて、最終的には「誰かを喜ばせるため」に調理師免許を取ることができたからです。もし、あの時の彼の言葉が無かったら、私はそこまでの努力が出来なかったかもしれません。