【いつも手元に】シティボーイの一日とD.A.N.の関係性
いつもどんな音を聞いていますか?
さまざまな音で溢れかえっている現代社会。その中でシティボーイの君たちはどんな音を選んでいますか?
お気に入りのバンドの曲? クラシック? 日本の歌謡曲? それとも雨の音のような自然の音?
今回はシティボーイの一日のシーンに合わせて、おすすめのD.A.N.の曲を紹介します。何かと忙しいシティボーイ。
やっぱり音楽もこだわらなくちゃ。
出典元 d-a-n-music.com
D.A.N.とは?
D.A.N.というバンドを知っていますか? 2014年8月に活動を開始し、2015、2016年と二年連続でFUJI ROCK FESTIVALに出演したという経歴を持つ、今大注目のバンドだ。
クリア、ソウルフル、ミニマル、クラブミュージック、エレクトロニクス…
彼らのサウンドを形容する言葉は数知れず。高い技術、複雑なように見えて調和のとれたサウンド。
曲作りの中心となるのは写真真ん中の桜木大悟(Gt,Vo,Syn)、曲の土台を作るベースは写真左の市川仁也(Ba)、そしてリーダーである写真右の川上輝(Dr)。
D.A.N.はこの三人から成り立っている。
シティボーイの一日×D.A.N.
まだ眠い朝。やる気の出ない朝。そんな時は
●Ghana/D.A.N.
出典元 d-a-n-music.com
朝焼けが照りつける街。高層ビルに反射した光がまだ寝ぼけている僕らに容赦なく降り注ぐ。
あまりの光に思わず顔をしかめる。強気なまでの太陽と正反対のまだ寝起きの僕。
まだ布団から出たくないな。あと5分は寝れる。あと5分、あと5分だけ…。
2015年発売の『EP』から『Ghana』をチョイス。アップテンポな曲ではなく、ゆったりとした曲。
小刻みに揺れるベース、透明感のある歌声、折り重なるシンセサイザー。
どうしようもなく眠い朝の感じとうまく合わさっている。
安心なライオンの背中に跨り乗って 死んだつもりになって歩こう
大学の休み時間。そんな時は
●Pool/D.A.N.
さて、午前の授業が終わった。次の授業まで1コマ空きがある。何をして過ごそう。
ゼミ発表が近いし図書館で過ごすのも良いな、いや、お腹が空いてるから学食でも良いな。
あ、そういえば、新メニューが始まるんだったな…
https://www.youtube.com/watch?v=dJApOorsjR0
淡い。淡い。淡い。なんとなく水色の世界を思い浮かべてしまう。
GhanaやMorrison、SSWBなどD.A.N.の曲の中で、このPoolは他の曲と一線を画したものだと感じる。
繊細さが際立っている。
綺麗で、淡くて、切ない。
全てが整っているようで、そうでない。全てが間違っているようで、そうでない。
甘いキャンデーが淡く溶けたら かすかに残る桃色のフレイバー
なんだか、ずっと聞き続けてしまう、そんな曲だ。
放課後、仲間たちと街へ繰り出す。そんな時は
●Native dancer /D.A.N.
大学の門の前でみんなと待ち合わせる。横を通り抜けていく可愛い学生。どこの学部だろう?
お、来た来た。手を振ってこっちに来るあいつは今日も髪がダサい。
服もどことなくちぐはぐで今風の大学生の中で少し浮いている。
でも、それが心地いいんだよな、やっぱ俺らはみんなと違う!
聞いていると自然と腰が動き出す。街の喧騒を取り込んだようなしなやかなクラップと
高速道路を思わせるストレートなシンセサイザー。
これから楽しいことが始まる、そんな待ちきれない気持ちを代弁したかのような曲になっている。
無邪気な緊張感 誰にもバレないように ハダカで踊ろうか?
夜景を眺めながら。そんな時は
●Shadows/TEMPEST
出典元 d-a-n-music.com
夜は人を感傷的にさせる。そんな言葉を何処かで聞いた気がする。
今日一日いろんなことがあったな。大学の授業、学食で食べた新メニュー、さっきまで友達と騒いだ繁華街。
電車を乗り継いで最寄駅に着いた。いつもと聞こえる音が違う感じがする。
走る車の音、笑う人の声。そのどれもが新鮮で、ひどく心地よくて。
僕はそっと片方の耳につけていたイヤホンを外した…。
TEMPESTからチョイス。シンセサイザーの人工的なサウンドと、桜木のささやくような歌声が非常にマッチしている曲。
記憶の彼方で寄り添いたいのに 期待はいらない
D.A.Nのリリックはどこか儚げな印象を与える。それでいて、かつ、力強さを感じる。
たいようは 近すぎて なみだは たらない
頑張れというメッセージが込められた曲は多い。でも、言われなくてもみんな頑張っている。
今必要なのは、目を閉じて休ませてくれるような曲ではないだろうか。
D.A.N.を最大限楽しむには
出典元 d-a-n-music.com
D.A.N.は今年の秋、”4231″と題したワンマンツアーを行う。
初日は11月17日の仙台Darwinから始まり、12月22日の恵比寿LIQUIDROOMまで日本各地を周る。
ぜひ、その目で、その耳で。D.A.N.を楽しんでほしい。
D.A.Nを手元に…。
日本の音楽には様々な潮流がある。シティポップ、邦ロック、歌謡曲、世相を表すかのごとくに、街に流行りの音楽が流れる。
時代を創り出す音楽には力がある。人を魅了する”何か”が存在する。
D.A.Nの音楽にはその”何か” で溢れている。それは時に、”ポップス”となるだろうし、
時に”クラブミュージック”となるだろう。
そのどれも、D.A.Nという存在を軸に構成される。
次世代を担うニューアーティスト。そんな言葉では到底、形容できないほどの存在、それがD.A.Nだ。
D.A.Nのサウンドを持って、街へ飛び出してみよう。