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【インスタグラマーと、服。】No.01:新倉 勇太

instagrammer | 2017.2.9

 

いま、世の中でホットなワード『インスタグラマー』。

トレンドを先駆けて取り入れ、自分なりのこだわりもプラスして日々を楽しむ。

そんな彼らのライフスタイルが詰まった投稿は、日本の男の子たちが参考にできるものばかり。

でも、僕たちは思った。インスタグラムだけじゃ分からない彼らの魅力って、たくさんあるんじゃないの?

そんな1つの疑問から生まれたのが、今回の新企画『インスタグラマーと、服』。

彼らなりの「服」や「ライフスタイル」に対する姿勢。いま何を考えているのか。次に何が来ると予想しているのか。インタビューを通して、彼らの魅力に迫ります。

 

 

記念すべき第1弾は、埼玉県の大宮にあるセレクトショップ『anTure(アントゥレー)でスタッフとして働く新倉 勇太(にいくら ゆうた)さん。

シンプルでユニセックスな服を着まわすのが上手く、なんとインスタグラムのフォロワー数は1.1万人。レディースの服も着こなしてしまう、彼の服に対する姿勢に迫ります。

 

——2017年の春夏に取り入れようと考えているアイテムはありますか。

 

そうですね…去年あたりから2017年は光沢感のあるアイテムがくると言われていたのもあって、今はそんな感じのアイテムを狙っています。ライトアウターで、好みのものが出てくれば取り入れていきたいですね。

あとはなんだろ、僕はシンプルなものが好きなんですけど、自分が今回コレクションを見ていくなかでプリントものがよくでてきたなという印象を受けたのもあって、今年はチャレンジしてみようって思ってます。

『ETHOSENS(エトセンス)』に関しては、プリントやプリント総柄がでてきたので面白かったですね。

 

出典元 ethosens.com

 

出典元 ethosens.com

 

出典元 ethosens.com

 

(新倉さんが注目している『ETHOSENS(エトセンス)』の2017ss。同ブランドのテーマは「交わる線」。線が複雑に交差することで、印象的なウェアに仕上がっている。)

 

——確かに、普段の投稿を見ているとシンプルにスタイリッシュという印象があります。

そうなんです。だからこそアクセントとして、新しい感覚を自分のワードローブに加えたいなと。毎年くる総柄だったり、あとは開襟のシャツも取り入れ、幅を広げていきたいと思ってます。

 

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(生地やシルエットなど、様々な角度で服を語る新倉さん。)

——先ほどの話にでてきた「光沢感」というワード。光沢感というと、ベロアやナイロンがあると思うのですが、いま、フォーカスしている生地はあるのでしょうか。

ポリエステルですね。ポリエステルは軽くて光沢感があって、シワにもなりにくくて着やすいのもそうだし、夏の暑い時期であれば汗をかいたとしても速乾性があるので、機能性の面でも優れているところが好きです。

自分はロング丈のものを着るのが好きなんですけど、ポリエステルのロング丈って、風に揺れた時にすごく綺麗なシルエットがでるんですよね。歩いている時に色々な表情をみせてくれるので、そこが好みで。

他にも光沢感のある素材だと、レーヨンやサテンもそうですし、キュプラもですね。今年の春夏でいえば、キュプラウール混合のパンツが出ていて、それは手触りが良くて素材自体も軽いので。ワイドシルエットじゃなくても、ヒラヒラしてすごく綺麗なシルエットがでますね。

 

——なるほど。春夏というワードがでてきました。2016年の夏は、どのような格好をされていたんですか。

 

去年はワイドパンツを履くことが多かったです。光沢感のあるものは入れずに、麻やレーヨンのアイテムを使っていました。

それと僕はレディースのアイテムを着ることも好きなので、ワンピースを着ることもありましたね。マキシ丈くらいのフレアになっているワンピースに、パンツを履かずにサンダルを合わせたりみたいな。『Y’s』のワンピースに『TOGA』のサンダルって感じです。メタルがアクセントになっていて気にいってたんですよね。

あとは、去年ってシルバーもキーワードの1つだったと思うんですけど、シルバーはメタリックな印象で、光沢感もある色なので全体的な印象が締まるし、そういう面でも『TOGA』のサンダルはいいなあと思いますね。

 

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(『Y’s』のワンピースに『TOGA』のサンダル。軽やかな空気感が伝わってくる。)

 

——様々な格好を楽しんでいるんですね。となると、どのようなショップに行くのかが気になります。よく訪れるお店はありますか。

直営店だと、渋谷にある『ETHOSENS』、青山の『ISSEY MIYAKE』、『COMME DES GARCONS』、表参道ヒルズ内の『CLANE』はよく行きますね。

セレクトショップとなると、あまり自分ひとりでは行かないんですけど、友達と中目黒にある「1LDK」に行ったりはします。他には『JOHN LAURENCE SULLIVAN』も好きですね、ロングスリーブのタートルネックとパンツを1本持ってたりするので。

 

 

——ブランド名が数多く話にでてきました。このブランドが好き!という決まったブランドはあるのでしょうか。

自分の場合は、これという好きなブランドで固めたりすることはなくて。ワードローブを見て「これがないな」と思った瞬間に、そのアイテムを特にブランドは問わずに探して買うことが多いです。その中で行くことが多いのが、先ほど言ったショップ群ですかね。

 

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——ワードローブの中で、特にこれは買ってよかったなと思うアイテムがあれば、ぜひ教えてください。

(自分のコートを指差しながら)このコートですかね。レディースの『mame kurogouchi』のコートなんですけど、ファインウールのトレンチコートってすごく珍しくて。普通トレンチコートに使われる素材って、チノとかポリが混ざってたり、サラサラしているものが多いんですけど、それを考えると物珍しさに惹かれてこれは即買いでした。

肩もドロップショルダーになっていて、袖丈が短いので、中に着るトップスとのレイヤードが楽しめることもいいですね。

あと襟が大きめに作られているものが欲しかったので、自分の今の気分にもベストマッチっていうか。前のボタンの止め方とか、腰についてるベルトをボタンつけずに閉めたりすると、色々とシルエットに変化がつけられるので面白いです。

脇の部分に通気孔みたいなものもあるので、そこから腕をだして着たり、このコートの下に『ETHOSENS』のコートを着て、コートonコートを楽しんでいました。この冬一番着たコートだと思います。

 

——服に興味を持ったきっかけを教えてください。

母親がもともとブティックで働いていたので、幼い頃から服を買い与えられる環境にいました。それは母親の好みだったんですけど、本格的な興味を持ったのは中学2年生の時で。制服姿で表参道に行って、何も買えないからウィンドウショッピングをしたりとか、生意気ですけど、サンローランの直営店に入ったりもしていました。懐かしい。。

衣食住の中で、「衣」ってかなり削れる部分だと思うんですけど、僕は人に見られた時の印象をすごく大事にしているので、服はその点で自分の雰囲気や印象を変えられるし、自分も良い雰囲気を持ちたいと思ったのがきっかけでしたね。

だから服は趣味というか、生きてきた道みたいなものです。

 

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——普段はどんな服の買い方・選び方をされるんですか。

僕、普段はあまり試着をしないんです。今回着用している『mame kurogouchi』のコートも直営店がないので、ネットで買いましたし。他のアイテムもほぼ試着しないで買ってます。本当は試着して買った方がいいのはわかるんですけど、試着してみると「あれ、なんか違うな」ってなっちゃうことがわりとあって。だからこそ、試着しないで買ったのにサイズがぴったりだと、気持ちいいってなったり(笑)

選び方でいったら、割とシンプルなものが好きなので「これにこれ合わせたらいいだろうな」っていう感じよりも、どのアイテムと合わせてもコーディネートが成立する、そんなアイテムを買うことが多いですね。だから、モノトーンとかネイビーとかの落ち着いた色味のアイテムを買うことが多くて。

最近だと、自分が働いてるお店でも取り扱っている『BED J.W. FORD』のビッグニットがあって、それは手編みのニットで赤い糸が施されてるっていうわりかしインパクトのあるものなんですけど、そういうのも最近は取りいれてますね。そのニットは気に入って2色買いしました。

 

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(『BED J.W. FORD』のビッグニット。)

 

——今まではシンプル中心ながらも、そうでないアイテムも取り入れてみようと変化してきているんですね。

そうですね。割とシンプルなものを好きな人って多いじゃないですか、少し前にノームコアが注目された影響だと思うんですけど。その中で突出するにはどうしたらいいかって考えた時に、両方似合わないとダメだなと。個性的なものも、ノームコアなスタイルも。やっぱり、雰囲気がある人になりたいと思っていて。

それで、先ほど言った『BED J.W. FORD』のビッグニットを着た時に、周りの人にすごく褒められたんですよ。細い人がビッグなものを着ると、着膨れして見えちゃったりもすることあるんですけど、でもその難しいバランスのなかで、どう自分のスタイルに合わせるかだったり、個性的なものを違和感なくいかに際立たせたりかっていうのを考えるのも楽しかったので、プリントや総柄もそうですけど、そういうものに対する感覚もこれからつけていこうかなって思ってます。

 

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ライフスタイルにこだわる新倉さんに、おすすめの飲食店を聞いてみた。

@__y_u_t__が投稿した写真

 

 

——話は少し変わって、新倉さんはライフスタイルにもこだわりがあるということで。どこか、オススメのお店はありますか?

ケーキが美味しいところだと表参道の『FRANZE & EVANS LONDON』ですかね。外に席があるのもいいし、パンケーキも美味しいんですよ。男性とも女性とも一緒に行けるってところは魅力ですね。

コーヒーが美味しいところだと、渋谷の『ABOUT LIFE COFFEE BREWERS』。ここのラテは今まで飲んできたなかでも格別に美味しいのでオススメです。

『THE LOCAL』も好きです。最近だとインスタグラムが流行っていることもあってフォトジェニックなカフェがやはり人気で。 自分自身も、味が美味しい、且つ、外装や内装も見て店を決めることが多いですね。

 

 

FRANZE & EVANSさん(@franzeevans.jp)が投稿した写真

 

 

|FRANZE & EVANS LONDONの詳細情報

TEL 03-5413-3926
住所 東京都渋谷区神宮前4-9-4
営業時間  月~金|9:00~21:00
土|10:00~21:00
日|10:00~20:00
定休日  不定休
HP  http://franzeevans.jp/#/

 

ABOUT LIFE COFFEE BREWERSさん(@aboutlifecoffeebrewers)が投稿した写真

 

|ABOUT LIFE COFFEE BREWERSの詳細情報

TEL  03-6809-0751
住所 東京都渋谷区道玄坂1-19-8
営業時間  月〜金|8:30~20:30
土日祝日|9:00〜19:00
定休日  無休
HP  http://www.about-life.coffee/

 

 

 

THE LOCAL COFFEE STANDさん(@thelocal2016)が投稿した写真

 

|THE LOCAL の詳細情報

TEL  03-3409-1158
住所  東京都渋谷区渋谷2-10-15
営業時間  月~金|8:00~20:00
土日|9:00~19:00
定休日  無休
HP  http://thelocal2016.com/

「anTure」、行ってみよう。

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——最後になりますが、ご自分でなにか宣伝したいことやアピールしたいことがあればお願いします。

 

いま、僕は大宮にある『anTure(アントゥレー)』(HPというセレクトショップで働いています。

ドメスティックブランドを取り扱っていて、主にディテールや作り、生地にこだわっているブランドがおおく、その中でも『BED J.W. FORD』を中心に扱っています。

カラーリングも様々で、モノトーン好きな方も、色物が好きな方も、どちらのニーズも捉えているお店です。

埼玉は東京に比べるとどうしてもファッションに関心がある人が少なくて、 そういうなかでセレクトショップをやっていくのは難しいところではあると思うんですけど、それでも東京からわざわざ来たいと思えるお店づくりをしようと思ってがんばってます。

会いにきてくれたら、嬉しいです。

 

コーディネート SNAP

 

パターン:1

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OUTER : mame kurogouchi

TOPS : clane

PANTS : acnestudios

SHOES : dansko

BELT : jabez cliff

SHOULDER BAG : uniqlo x carine roitfeld

BAG : hender scheme

 

着こなしのポイント:

ブラックとグレーを基調とし、トップスとパンツとシューズを黒で統一し Iラインを作りました。

グレーのトレンチコートは秋冬一番愛用したコート。ブラックとの相性が良くかつフェミニンさがでるコートです。
全体的にまっすぐなラインが多いのでシューズの丸みやエンダースキーマのバッグとコートの色味で柔らかさを出しました。

 

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パターン:2

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COAT : uniqlo and lamaire

INNER COAT : commonoreproducts

TOPS : uniqlo

PANTS : commedesgarcons

SHOES : commedesgarcons

SOCKS : happysocks

BAG : hender scheme

着こなしのポイント:

コートオンコートのロング丈を活かしたスタイリングです。

柄物ソックスを主張しない程度に入れたのもアクセントとして、ブラックで全身を引き締め、グレーで濃淡をつけました。

 

パターン:3

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OUTER KNIT : BED j.w. FORD

INNER KNIT : CLANE

PANTS : acnestudios

BELT : ethosens

SNEAKER : converse

SOCKS : Universal Products

BAG : YAECA

着こなしのポイント:

ベッドフォードのビッグニットを主役に、トリコロールでまとめてみました。ニットのインパクトが強いので、他のアイテムをシンプルやカジュアルなアイテムで揃えたのがポイントです。

ビッグニットにタイトめのスラックスで、カジュアルすぎず全体的なバランスも取れました。ベルトでストリート感も+α しています。

 

新倉勇太さんのインスタグラム

 

 

@__y_u_t__が投稿した写真

 

Boy.ファッション担当 ダイチ の編集後記

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読者の皆さんこんにちは。Boy.でファッション企画を担当している、都内の大学に通う1年生(2017年2月時点)のダイチです。よろしくお願いします。

今回、インスタグラマーの方をお招きしてインタビューを行うのは初の試みだったので大変緊張したのですが、新倉さんは気さくに、またこちらが聞きたいと思っていることに対して期待以上の答えを返してくれる方だったため、インタビュアーである僕が勉強になることが多かったというのが所感です。

さて、インタビューを進めていくなかで、強く印象に残ったのは彼の"服に対する情熱"です。

生地感やシルエットに対するこだわりが人一倍強く、同じアイテム1つをとっても、彼なりの着方や面白さを見出している。また、自分のスタイルというものを持っているから、それを軸にし、トレンドも踏まえた上で自分に似合う服を選んでいける。これらの要素が、彼のどこかアンニュイさを感じさせる雰囲気を生んでいるのだなと強く感じました。

今回の記事で初めて新倉さんを知った方も、もうフォローされている方も、ぜひインスタグラムをチェックしてみてください。彼の感性が余すところなく表現されている投稿は、日本の男の子が参考にできるポイントがいくつもあります。

最後に、今回の企画で協力していただいた新倉さんには、本当に感謝しています。ありがとうございました。

(インスタグラマーさんのご協力、おまちしております!)