童貞だからこそ知っておきたい性病の知識
童貞の皆さんは、クラミジア感染症という病気をご存知でしょうか?
性感染症の1つで、泌尿器科に行って診てもらわないとわかりません。性行為で簡単に感染し、痛みや後遺症に悩まされます。
女性経験の無い今、童貞卒業のメソッドを勉強することも大切です。しかしセックスにはリスクがあるということも、また改めて認識しておきましょう。学生時代に学校で習ったであろうことの復習です。
性病とは何だろう?

性病は「性感染症」といい、最近は「STD」といわれることもあります。ほとんどの性病は感染初期に症状が出ないことも多く、性交渉の相手に感染させやすいのです。
病原の細菌、ウィルス、寄生虫を数えると、30種以上も確認されています。特に有名なものは、梅毒やクラミジア、淋病でしょう。他の記事で紹介しているように、江戸時代の遊郭では梅毒が流行っていました。平成の時代になった今でも、梅毒の罹患者はいて、最近では少しずつ右肩上がりに多くなっています。
性病の種類

有名な病気も多い細菌性の性病を紹介します。
梅毒
性行為で感染する。症状は4段階あり、最悪のケースでは死に至る。
クラミジア
感染者の8割が無症状とされる。膿が出たり痛んだりする。
咽頭や性器に感染する。何回も再感染することもある。
強力なウィルスもあり、治療が難しい性病もあり。
HIV感染症
エイズのこと。感染者は免疫不全で日和見感染を発症する。
(※日和見感染は、弱い菌やウィルスに免疫が負けること)
HPV感染症
ヒトパピローマウイルスで発症。手足や性器にイボが発生する。
代表的な性病を挙げてみると、やはり感染すると厄介なものばかりです。
日常生活に障るものから、下手をすると死に至るまであります。
性病の罹患者数はどのくらいいる?

日本全国でどのくらい患者数いるのか。実際に感染している人数を知ると、危機意識が芽生えてくるものです。
淋菌感染症は、平成29年で男女合わせて8,107名。男性は6,459名で、女性は1,648名。
男性の方が発症に気づきやすく、病院の受診率が高いので報告数も多いです。
潜在的に感染している女性も、数値以上に多いと予想されています。
性器クラミジア感染症は、平成29年で男女合わせて24,825名です。
男性は12,072名。女性は12,753名と、報告数は半分ずつとなりました。
万単位で感染していると、日本国民の中で有病者の多い性病です。
梅毒の感染者数は、平成29年で男女合わせて5,820名です。平成19年が男女合わせて719名だったことから、10年でおよそ8倍にも多くなっています。男性は3,925名。女性は1,895名となっており、やはり発症率の高さが報告数と関係しているようです。
この患者数を多いとみるか少ないとみるか、皆さんの貞操意識に問いかけてみてください。(※厚生労働省 感染症発生動向調査)
〈まとめ〉性病にかからないための予防法
一番の予防法は、やはりセックスをしないことです。しかし彼女を作った手前、2人で性行為を楽しめないというのも残酷なことです。そんな時は、彼女に相談して保健所で検査してもらいましょう。国も性感染症撲滅に力を入れており、HIVや梅毒、クラミジアや淋病の検査を無料・匿名で行う保健所も多数あります。
どうしても保健所に行けないとき、行きたくないときは、コンドームを付け、体や性器に発疹や痛みが出たときはすぐに病院に行きましょう。
