SUN/kakkeのシャツに存在感がでるよう、他のアイテムはシンプルに。ゆるい雰囲気を意識しました。

【インスタグラマーと、服。】No.03:古江 優生

instagrammer | 2017.5.20

いま、世の中でホットなワード「インスタグラマー」。

トレンドを先駆けて取り入れ、自分なりのこだわりもプラスして日々を楽しむ。

そんな彼らのライフスタイルが詰まった投稿は、日本の男の子たちが参考にできるものばかり。

でも僕たちは思った。インスタグラムだけじゃ分からない彼らの魅力って、たくさんあるんじゃないの?

そんな1つの疑問から生まれたのが、今回の企画「インスタグラマーと、服」。

彼らなりの「服」や「ライフスタイル」に対する姿勢。いま何を考えているのか。次に何が来ると予想しているのか。

インタビューを通して、彼らの魅力に迫ります。

 

第3弾は、「YAECA」や「AURALEE」など、キレイめなブランドを自分の世界観にうまく落とし込んでいるのが印象的な、古江 優生(フルエ ユウキ)さんに迫りました。

 

——本日はよろしくお願いします。まず最初に、古江さんの休日の過ごし方を教えてください。

好きなセレクトショップがいくつかあるので、仲の良い店員さんのお店に何も買わなくても話しにいったりだとか、カメラが趣味なので、どこかに風景を撮りに行ったり、友達と一緒の時であれば、自分のカメラでインスタグラム用の写真を撮ってもらったりしてます。

 

——特によく訪れるショップはどちらでしょうか。

学芸大学駅前にある「toff」というセレクトショップがあるんですけど、そこは去年の11月か12月頃から通っていますね。

ショップの店員さんがすごく面白い方で、買いに行かずにただ遊びに行くこともあるんですけど、写真を撮ってもらったりできるくらい仲がいいです(笑)。

 

toffさん(@toff_gohongi)がシェアした投稿

——「toff」はどのようなブランドをセレクトしているショップですか。

ドメスティックブランドが多いですね。「COMOLI」、「AURAREE」、「LIVING CONCEPT」、「COMES AND GOES」あたりを置いてます。

 

 

 

——古江さんはドメスティックブランドが好みなんですね。

そうですね、ドメブラを買うことが多いです。以前、みなとみらいの「Bshop」によく行っていたんですけど、そこでCOMOLIのサックスブルーのシャツに出会ったことが服にのめり込むきっかけでした。

なので、COMOLIは今でも特にお気に入りのブランドの1つです。

 

——COMOLIのアイテムはどれくらいお持ちなのでしょうか。

シャツを4枚くらい持っています。アウターはちょっと高くて手がだせないので、割とリーズナブルな価格のものを買ったり、セールを狙ったりして買ってます。

所詮は大学生なので、高すぎるとねって感じです(笑)。COMOLIは全体的にデザインが自分にしっくりとハマってきますね。

 

 

——キレイめでドメブラが好みとなると、古着を着たりすることはないのですか。

古着は昔は着てましたけど、いまは着ないですね。ドメブラを好きになる前だと、下北沢とか古着が有名な街に行って安い服を買ってました。

もっと前になると「HARE」、「GLOBAL WORK」あたりの大学生が買いやすい価格帯の服を買っていましたね。

 

——服の情報だと、コレクションをチェックされたりはするのでしょうか。

基本僕はあまりチェックしないんです。服好きな人ってそういうところまで細かくチェックして、知識もたくさん持っている方が多いと思うんですけど、そこに関してはかなり疎くて(笑)。

なんか、あまりそういうことを知らなくてもカッコいい服は着れると思うし、カッコいいと思う服を自分で選んで着るしなって思っています。

 

——色々な服を楽しんできたんですね。今のキレイめな系統になったのがいつ頃からなのかが気になります。

多分、インスタグラムの服のアカウントを始めたのが2年くらい前なので、大体大学2年生の時期からだと思います。

いまのアカウントを始めたのも、COMOLIあたりのキレイめなブランドを好きになってから「ちょっと服のことを喋りたいな」と思ったのがきっかけで。

多分周りに比べると遅いと思うんですよ。周りの友達は、高校の終わりとか大学1年頃からって人だったり、もしくはもっと早い時期からが多いので。

最初はそれこそ大学生なら必ず手にするだろう服を多く着ていたので、いまはこうやって注目してもらう機会が恐れ多くもありますけど、もともとは本当に普通の大学生って感じの服装をしていました。

普通の大学生の服装ってなんだよっていうのはみなさんの周りに溢れている格好です(笑)。

 

——服を好きになったのは意外と最近なんですね。となると、服を集めるのにある程度コストがかかりそうですが、一ヶ月にどれくらいお金をかけてるんでしょうか。

一ヶ月に入ってくるお金がまちまちなので月によっても違うんですけど、使う時は7〜10万円ほど使う時もあるし、今月やばいなーって時は2万円くらいで、シャツを1枚買って終わりみたいな月もあるので、差は結構ありますね。

——今まで買ったアイテムのなかで、これは買ってよかったと思うアイテムはありますか。

「mandoというブランドのパンツをCOMOLIのシャツを買ったのと同じ時期に買って、それは今でもずっと履いていますね。

4万円くらいしてすごく高かった記憶があるんですけど(笑)。

でもそのパンツは大学2年から今までで、一番のお気に入りのパンツです。緩めのシルエットのシルエットが自分好みで。

あと普段僕、パンツはレディースのものしか着ないんですよ。今日のパンツもレディースだし、mandoのもそうだし。

 

 

——今年の春夏はこういう格好をしたい!というイメージはありますか。

ずっとキレイめな格好をしてきたので、がっつりカジュアルに寄せた服装もしてみたいですね。16AWもそう思って「Patagonia」のフリースを買いました。

ずっと同じ格好をしてるのもつまらないなと思うので。

 

 

——そういったカジュアルな格好もしてみたいと思うようになったきっかけは、自分のワードローブを見てそう思ったのか、他人からの影響を受けてなのかどちらなのでしょうか。

あるブランドのデザイナーさんと繋がって、その人と何回かご飯に行ったり買い物に行ったりしていたんですけど、その人はカジュアルな服装なのにすごくかっこいいなと思って。

それで、こういう着方もあるんだなという発見をしたというか。

そこから自分とは違うスタイルの人の投稿を見たりもして、どうしたらカジュアルで自分らしく着れるのかっていうことも考えていますね。

 

——古江さんはメンズノンノファッションサークルに所属されて、誌面にも登場されていますが、それがきっかけで何かが変化したことはありますか。

変化っていうほどの変化はないですね。学校でお前載ってたじゃんって言われるくらいです。そんな自分なんで、メンズノンノファッションサークルに入ったからこうしよう、みたいなこと逆に思っちゃダメかなと。

要するに、調子乗らないように気をつけてます(笑)。インスタで凝った写真を投稿しようとも思わないし。なんか、インスタグラムって頑張りすぎたら終わりだなと思ってるんですよね。

その写真を撮るためにここ行こうっていうのもありだと思うんですけど、毎回そんなことしてたら疲れちゃうし。インスタグラムをやるなかで、「がんばりすぎない」っていうのは一応念頭にはおいています。

手段が目的化してしまわないようにって感じですね。

——普段のスタイリングの中で意識していることを教えてください。

ゆるめが好きなので、シルエットをゆるめでまとめることは意識しています。

僕はスカーフを巻いたりとか、レイヤードをしまくったり、そういった凝った格好は苦手なので、例えば自分が一番好きなCOMOLIのシャツを着るのであれば、そのシャツを生かすために他のアイテムをシンプルにしてみたりとか。

主役をまず決めて、それが生きるように組み立てることが多いですね。

 

——古江さんは身長が162cmということで、身長を意識しながら気をつけていることはありますか。

自分で言うのもなんですが、スタイルが取り立てて悪いわけではないと思うんですよね。

自分の身長に合った顔の大きさ、体のバランスはしてると思うので、背の高い人がやってるスタイリングの縮小版をやればいいと思ってます。

女性も身長は高くないのにオーバーサイズのものを着たり、ロングコート着ても可愛いじゃないですか。だから、全体的なバランスさえ気を付ければ大丈夫だと思います。

インスタでも、見ていたりして参考になったり、バランス感がいいなと思うのは女性の方が多いですね。

フォローしたり、参考にしたりするのも服の系統が違う人の方が多いです。同じようなスタイルの人よりも吸収できるものが多いように感じます。

変に服の見方に偏りがでるのは嫌だなって思いますね。

——自分のスタイルを理解して、自然に色々な事を吸収してきた積み重ねが今の古江さんを形作っている印象です。

特に意識して吸収しよう!と思っているわけではないんですけどね。でも、写真もどうせならかっこいいやつを撮りたいじゃないですか。

それでいいねが増えたらそれはすごい嬉しいし。普段は自宅のガレージの、打ちっ放しの所で撮っているんですけど、いつも同じじゃつまらないのでセルフタイマーにしてその前で歩いてみたりしてますね(笑)。

 

 

編集後記

 

当初、僕たちには固定観念がありました。インスタグラマーはすべからく中学・高校から服を楽しみ、ブランドに関しても聞けば「デザイナーは誰々さんで今年のルックの特徴は…」なんて。

もしかしたら失礼かもしれない。けれど、古江さんのお話を聞いて、インスタグラマーにも僕たちと同じ感覚の人がいるのだなと思えました。

肩肘張らずに、自分なりの世界観で服を楽しむ。その結果多くの人に支持されたのが古江さん。インスタグラマーはこうでなくてはならないなんて、そんな「〜べき」論はないんです。

カッコいいなと思う服を、自分なりの世界観(コーディネート)で楽しむ。理想の自分に近づくために、その一助としてファッションを考える。

フォロワーが欲しいから高い服を買って、自分に似合わない服を着るなんて、本末転倒ですよね。もちろん、その人にフォロワーがつくかは甚だ疑問ですが。

今回のインタビューでは、そんなインスタグラムとおしゃれをすることの関係性にも考えが及んだ、学びになる機会だったと思います。

古江さん、ありがとうございました。