【この夏聴きたい】女の子の素直な気持ちが伝わってくる女子ラッパー3選

entertainment | 2017.7.26

最近のラップシーンは女の子も良い

ここ数年で「ラップ」という単語を聞く機会が増えたのではないだろうか?ラップは今まではあまり身近なものではなかったけど、フリースタイルダンジョンが流行ってきて、テレビ・メディアで取り上げられるようになってから耳にすることが多いと思う。

ラップと聞いてどんなことを連想するだろうか?高校生ラップ選手権や厳ついイメージが先行してしまうはずだ。
しかし、今、女の子ラッパーがじわじわきている。ゆるふわだったり、ウィスパーボイスだったり、アイドルだったり様々だ。

素直な気持ちを表現することが多いラップは正直な心が書かれていることが多い、流行りのラップを勉強しつつ女の子の気持ちも分かっちゃうかもしれない。
今回はそんなラップしちゃう女の子を紹介していく。

さみしくて 流されやすくて そしてちょっぴりエッチで。ラップをしちゃう普通の女の子 泉まくら

出典元 subenoana.net

福岡県在住。術ノ穴に所属し、くるり主催「WHOLE LOVE KYOTO」出演や『パスピエ』とのコラボ音源「最終電車」リリースなど大きな注目を集める。2013年10月には待望の1stアルバム「マイルーム・マイステージ」が各媒体でBEST DISCに選ばれる。2014年公開TVアニメ「スペース☆ダンディ」では菅野よう子とのコラボ楽曲を提供。

最近だと、資生堂の話題のCM「High School Girl? メーク女子高生のヒミツ (The Secret of High School Girls)」への楽曲提供を泉まくら×Itto×SPANOVAで行った。
このCMを見たことがない人はCMの展開に驚くと思うのでぜひ見てほしい。見たことある人は楽曲に注目しながらもう一度見てみよう。

映像の霞んだ感じと楽曲の世界観が見事にマッチしている。個人的にも好きなCMだ。
泉まくらが関わる楽曲で登場するのはちょっと不安定だけど、日々の生活を頑張って生きている女の子で日頃感じる言語化できない憂鬱、幸福、安堵が歌われている。

イメージイラストはいつも大島智子さんの作品で、曲の世界観と合っているし、ジャケットを見ただけで「周りにこんな女の子いる! というか自分!」と女の子の私が思っちゃうくらい、具体的で思わせるものがある。
次に私がおすすめする泉まくらの曲は、アルバム「卒業と、それまでのうとうと」から「baloon」だ。

 

人と居れば 必ず一人に気付く
卑屈になる自分横目に見つつ 夢うつつ
鼻の奥に映す思い出もほこりっぽくて
もう要らない

さり気なく韻を踏んでいるし、歌詞の現実感に驚く。一人でいるときのなんとも言えない気持ちが表されていて「こんな気持ちに共感してくれる人がいたら好きになっちゃうな」と初めて聞いたときに思ったくらい絶妙なニュアンスが歌われている。
大好きなバンド『フィシュマンズ』の「いかれたBaby」のカバーも発表されている、私自身好きなアーティストが好きなバンドの好きな曲をカバーしていて感激したのでこちらも泉まくらを聞くきっかけになれば嬉しい。

シティガールっぷりに注目 DAOKO

出典元 daoko.jp

15歳の時にニコニコ動画へ投稿した楽曲で注目を集め、2012年に1st Album「HYPER GIRL- 向こう側の女の子 -」を発売。16歳にして2013年m-flo + daoko による楽曲「IRONY」が映画「鷹の爪~ 美しきエリエール消臭プラス~」の主題歌に起用。
2014年公開映画「渇き。」では中島哲也監督の目に止まり」Fog」が挿入歌に抜擢。同年、庵野秀明率いるスタジオカラーによる短編映像シリーズ「日本アニメ( ーター) 見本市」の第3弾作品『ME!ME!ME!」の音楽を、『TeddyLoid』と担当。世界各国から大きな注目を集める。そして、2015年3月女子高生にして『TOY’ SFACTORY』から1st アルバム「DAOKO」にてメジャーデビュー。

ネット発、高校在学中に映画「渇き。」への楽曲提供、そして女子高生にしてメジャーデビューと話題が尽きない。
読み方は「だをこ」だ。一度は聞いたことがあるかもしれない『tofubeats』の「水星」をカバーしていて、原曲良さも忘れずDAOKOならではの独自目線で素晴らしいで気になっているのでまずはこちらを聞いてみよう

日常的に見ている景色が、MVになってDAOKOの声と歌詞に合わさるとだとこんなに色鮮やかになってしまうものなのか、、、と驚いたことを覚えている。
女の子目線でしみじみしてしまう歌詞がこの部分だ。

 

許可なく侵入する日差し
クラブ帰りこもる耳の奥
結ぶ 鳴るスヌーズから
一転 進展 通知音 は 君の名前

朝起きたときの気だるさ、目覚まし、通知音の名前を見たときの高揚感までバッチリ表されている。
サビはきちんと原曲のままだ、tofubeatsの「水星」も今のカルチャーシーンを代表する曲だが、DAOKOの曲もカルチャー的な影響があるし、実際にファッションとのコラボも見られる。

スニーカーブランド『Reebok』とのコラボだ。
「WHICH DO YOU LIKE? 玉城ティナ × DAOKO」
以下が特設ページになっている。

http://reebok.jp/classic/special/tina_daoko/

そんなカルチャー的にも影響力を持ち始めているDAOKOは今の流行りも女の子の気持ちもどっちも勉強になるアーティストだと言える。

最近はラップに寄った曲が少なくなってきているのが個人的には少しさみしいけれど、
どんどん変わっていくという点ではとっても楽しみだし、これからも追っていきたい。

私がDAOKOを知るきっかけになった映画「渇き。」の劇中歌「Fog」を聞いて鬱々とした女の子の気持ちも勉強してみてほしい。

ウィスパーボイスとラップの融合  ボンジュール鈴木

出典元 bonjoursuzuki.com

曲の浮遊感、歌い方としては一番最初に紹介した泉まくらに近いと感じる人が多いのではないだろうか。
ボンジュール鈴木については紹介の前にまず曲を聞いてみてほしい。
2nd EP「Lollipopシンドローム」のリードトラックだ。

甘い感じのMVにウィスパーボイスでポップな雰囲気漂いつつも軽快なリズムでクラブで流れていてもおかしくない一曲。
ここまでだと、ゆるふわラップでおしゃれな感じ。という印象で終わってしまいがちだが、なんとボンジュール鈴木の楽曲は正真正銘「宅録」である。

宅録とは自宅で録音することだ。多くのアーティストはスタジオでレコーディングしてマスタリングして〜という過程があるがそういったことをすべて自宅で行なっている。技術力が高い、一種の職人だ。

最近の有名な宅録アーティストだと『岡崎体育』、『ラブリーサマーちゃん』などがあげられる。
自身のヒップホップトラックの上で歌う、というスタイルは言われてみれば宅録オリジナルかもしれない。
曲を何度か聞くと、パートごとにテーマが決まっていて変化が見受けられる。ポテンシャルがあり絶対に今後もっと売れるだろう。

そんなボンジュール鈴木の経歴と特徴は、

JAZZシンガーであった母のもと、幼少期から様々な音楽に触れ、3歳からクラシックピアノを軸に作曲活動をスタート。 今では自身で作詞/作曲/編曲、歌唱、演奏、ミックス、マスタリングまでを一人で行う。 南フランスのカトリックの大学に留学中触れた、ヨーロッパのエレクトロニカ/ヒップホップ・シーンからの影響が色濃く出たサウンドには、北欧エレクトロニカ勢と共鳴する「透明感」と、トリップ・ホップの流れを汲んだ「深遠な響き」が見事なまでに共存。
そこに「日本語」「フランス語」「英語」を織り交ぜ、特徴的なウィスパー・ヴォイスが絡み合うサウンドは現在の音楽シーンの中でも一際異彩を放っている。

根底にある音楽への教養の高さが、深みのある他にはない曲を生み出しているのだ。
歌詞は日本語と英語とフランス語が混ざっていて、独特なのに聞きやすい。
私が好きな歌詞は

君はゆらゆらcoolに
おしゃれぐだぐだグランプリ
胸の電源ボタンそっとoffにして
un deux trois, Tu es pret?

この短い歌詞だけで本当に3ヶ国語登場しているのも驚きだ。
「君はゆらゆらcoolに」という表現はカッコいい余裕のある男の子によく似合う。
「un deux trois, Tu es pret?」は「1,2,3 準備はできた?」が直訳だが「準備はいい?できたよ?」くらいの感覚の方がこの曲には合っている。

夏。女の子のラップミュージックを聞こう

いかがだっただろうか?
流行りのラップを聞きつつ女の子の気持ちも勉強できてしまう女の子ラッパー達の曲は、夏に向けてテンションもあがってきた今にぴったりのはず、夏をエンジョイするために癒されつつ聞いてみよう!

最後にボンジュール鈴木の「allo allo」の可愛すぎるMVを聞いてお別れだ。