【Boy.の音楽コラム】Vol.01:渋谷の街、MVに使われすぎ問題

entertainment | 2017.6.25

大都会「渋谷」

出典元 daoko.jp

最近ハチ公前の待ち合わせはどんどん人が増えてきている気がするし、スクランブル交差点でセルカ棒を持つ外国人観光客は一向に減らない。というかむしろどんどん増えてない? スクランブル交差点の真ん中に立ち無表情で撮影される人を3日に1回は見ている。

夜になるとセンター街は人でいっぱい、道玄坂は道の幅と人の多さが合っていない。今回はそんな撮影スポット、海外から見ても有名観光地となった渋谷の街がMV(ミュージックビデオ)に使われすぎている問題について考えていきたい。

渋谷が舞台のMV

MVに渋谷が登場するのは大まかに2パターンある。それは「渋谷がメインのMV」と「渋谷が一瞬登場するMV」の2つだ。せっかくだからまずは渋谷がメインの「いつ撮影しているんだろう、、知り合い映ったりしてないかな、、」という気持ちになる方からチェックしていこう。

1.DAOKO _ ShibuyaK

シティガールとしてお馴染みDAOKOの曲。もうタイトルに渋谷が入ってしまっているくらい渋谷の曲。自分はMVの場所の特定に気を取られて、このShibuyaKの「K」が交差点のことと気づくのになぜか1ヶ月かかってしまった。

そんなことは置いておいて歌詞はほぼ渋谷について歌っている。具体的な地名やお店の名前がたくさんでてくるので、この曲を聴きながら渋谷の街を歩いたりして感傷に浸ってほしい。MVでは渋谷のメインスポットがまんべんなく映っている。

私がこの曲を好きでよく聴きたくなる歌詞はここだ。

109 ドンキ FOREVER21 PARCO
大量生産大衆的
ホントは私 コンなとこでふわり
溶けてたい訳じゃない

普段渋谷を使うことが多いと、いろんな人、物、コトを見て考えることもたくさんある。段々と自分がここで何をしているんだろう、という少し暗めの気持ちになったり、視界に入るものが多いだけに思い出すことも多い。そんな時の気持ちが表されていて、だから渋谷にいると聴きたくなるのだろう。

2.DAOKO _ BOY

次もDAOKOになってしまった、やっぱりシティガールの権化は渋谷と密接に関わっている。でもDAOKOのことは渋谷で見たことがない。どこにいるんだろうか。この曲について軽く説明すると、実在するお店に提供した曲だ。

しかし、何も知らずに聴いたら全くそんなことを考えないくらいDAOKOの絶妙なゆるさ、アングラ感、その2つのバランスが取れた一曲。韻踏んじゃってるDAOKOの方が好きな人にはたまらないはず。

この曲は、渋谷にいるけれど何となくテンションがあがらない。そんな時に聞いて欲しい。はじめて聴いたとき、聴いていて少し笑ってしまった歌詞がある。

大通りの中じゃ 僕は小鳥
眩しいスターとは 程遠い
雨降りの渋谷 傘を覆われて
カラフルに彩る 水たまりがなんだか
ちょっぴり 僕には眩しい 今欲しいものは
109から出てきたギャルに舌打ちされたって
めげないメンタリティ

私もめげないメンタリティがほしい。

3.TOKYO HEALTH CLUB _ CITY GIRL

曲のタイトルがCITY GIRL、これだけで期待値はバッチリ、早速聴いてみよう。スペイン坂、センター街周辺を歩くいろんなシティガールが登場する。どの女の子の後ろ姿も絶妙に街中、知り合いにいる気がしてきて最早知り合いかもしれない。

歌詞は飲み会後、電車に1人で乗っているとき、今日の写真を見返しながらLINEアルバムに追加しているとき、聴いてほしい。

地下鉄は回る回る
東京 終電は24
乗り換えたくない メリーゴーランド
まだまだ 似た景色かわるがわる

乗りかえたくないメリーゴランドは山手線のことだろう。TOKYO HEALTH CLUBはシティポップにかっこいいMVで聴きやすく耳障りの良い曲が多いので、CITY GIRLがいいなと思った人は他の曲も調べてみてほしい。

4.高橋優 _ 誰がために鐘は鳴る

タイアップも多く大御所の高橋優、なんだか森とか住宅街で歌っているイメージがあるが、意外とそんなこともなかった。高橋優が普通に渋谷を歩いてる、、カメラからの距離がすごい遠そう、、となぜか不安になってしまう。

高橋優の曲はどれも力強く好きな歌詞を紹介していたらキリがないので、本当に大好きな一節だけ紹介する。

孤独のホ一ムに並ぶ人々が  愛に飢えてる

山手線のホームでこの歌詞を聴いたら、すごい勇気をもらってしまうのではないだろうか。

渋谷が一瞬出てくるMV

つづいて、ずっと渋谷が登場する曲ではなく、MVの随所に渋谷が出てくる曲の紹介だ。

1.DAOKO _ 水星

DAOKO3回目のご登場である。もはやDAOKOの紹介なんじゃないか。渋谷の最初の登場は00:48~だし、渋谷駅って堂々と書いてある。まだDAOKOが顔をだしていなかった頃なので、景色の映像がメインになっている。

秋葉原、ブルーラインをはじめ他にもみたことある気がする様々な場所も登場しつつ、最後のCメロはスクランブル交差点を遠くからうつしている。「tofubeats」の水星には神戸の中華街が登場していたので、横浜中華街もでてくるんじゃないかとちょっと期待していた時代もあった。

2.Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) _ 助演男優賞

最近聴くことが増えた気がするCreepy Nutsからの1曲。渋谷を抜きにしてもMVとしてすごく面白い。2:02あたりから渋谷がでてくるので、それまではパロディに何個気づくことができるかゲームをしましょう。

街灯インタビューも含めて、女の子の流行りは渋谷にあるものという風潮はいつまで続くのだろうか。渋谷大好きな私からするとずっとつづいてほしい。渋谷はまったく関係ないけど、個人的にはCreepy Nutsのサ○モス風のロゴが好きでたまらない。

3.[Alexandros] _ SNOW SOUND

冒頭に渋谷が出てくる。冬の曲なので、どうぞこの前の冬を思い出して感傷に浸ってください。冒頭、渋谷の雑踏感から2人のいる場所がどんどん自然の多いところになっていくという移り変わりがきれいだ。

一体、世のなかの女子高生何人がスクールバッグにドロスくんのストラップをつけ、拾ってもらうことを夢見たのだろうか…。この曲はJR東日本 2016-2017 JR SKISKIのCMソングなのでタイアップにはなるが、JR SKISKIにぴったりの切なくなる歌詞だ。

Oh, maybe I’m preteding
無関心なふりして 生きてきた僕を
あなたは溶かした

自然に英語が入ってくるところが[Alexandros]っぽい。ようぺいんは無関心なふりして生きてきたようぺいんを溶かしてくれるすてきな女の子にスキー場で出会ったことがあるのだろうか、いややっぱりスキー場なんか行かなくても女の子から来るだろう。はあ。

4.最終少女ひかさ _ さよならDNA

2017年6月23日に解散してしまうが、私の好きなバンド最終少女ひかさにもMVに渋谷が登場する曲があった。1:09に渋谷のタワーレコードがちらっとうつる。2番目のCメロはスクランブル交差点でフロントマンの但野正和が飛び跳ねている。

竹下通りや代々木公体育館など渋谷から原宿にかけて撮影していったのが想像できる。最終少女ひかさが解散してしまうのは本当に悲しい、解散ライブは6/23(金) 札幌 Sound Lab moleで行われる。札幌市在住の彼ららしい。

渋谷の街を歩くのが楽しくなった?

だんだんと暑くなってきた。渋谷のような人が多いところを歩くとなかなか前に進まないし、エアコンの排熱がむわっとしてイライラするかもしれない。そんなときは今回紹介した曲を聴いて、街を歩いていること自体を楽しんでみよう。それでは良いシティライフを!