【隠れた逸材】シンガーソングライター近藤晃央とは?曲・歌詞に注目

entertainment | 2017.8.28

二つの肩書を持つ男・近藤晃央

出典元 akihisakondo.jp

シンガーソングライター&グラフィックデザイナーという肩書を持つ。
2017年にデビュー5周年を迎える、近藤晃央。

「良い歌=売れる歌」ではなくなってしまった現代、音楽業界の荒波から、本当に心に響く”良い歌”を歌うアーティストを探すのは骨が折れると感じたことはありませんか?

今回はそんな方に向けて、筆者一押しのシンガーソングライター&グラフィックデザイナーの近藤晃央をご紹介したいと思います。

プロフィール

生年月日:1986/8/6
身長:184cm
デビュー:2012/9

愛知県出身。シンガーソングライターとしてデビューする前は、音楽関係の会社に就職していた。
バンド、アーティストのグッズ販売や、ライブ会場で裏方として働いていた経歴も持つ。

そんな彼がシンガーソングライターの道に進んだのは、”ハナレグミ”のライブでアコースティックギターでの弾き語りに感銘を受けてのことだった。
その後なんとなく作曲したものが思いのほか形になっていたこともあり、活動が本格化。
2009年に退社し、同じ年にMyspece主催のオーディションでグランプリを獲得。
2012年にデビューを果たす。

さりげなく、それでいて重みをもった歌詞

出典元 pixabay.com

”昭和の歌謡曲”に影響を受けた温かい和メロに、近藤独特の歌詞が乗ることで、
”強さ、弱さ、儚さ、温かさ”様々なものが入り混じった、現実的な人間模様、感情が感じられる曲が生まれている。

ここでは、そんな近藤独特の歌詞に注目したい。
とにかくこの一曲を聴いてみてほしい。
デビュー曲「フルール」(2012年)

君が好きでさ、嫌いでさ、強くてさ、弱くてさ
そのどれもが全部 ホッとしてさ

花は散るのに 綺麗でさ どうしてか 美しくてさ
何か失う度 姿重ねてさ
君は弱くても 笑ってさ 壊れそうでも 消えないでさ
美しかったよ そのままでいいんだよ

好きとか嫌い、強いとか弱い、真逆の言葉が印象的な歌詞。
短くも、儚く、強く、感情的に言葉を紡いでいく近藤の作詞。

ただ好きな部分に惹かれていくだけではなく、嫌いな部分も受け入れられる。
好きなところ、嫌いなところ、全部を含めてホッとする。
それが人を好きになるということだという、実に現実的な感情。
その感情を、最後のサビで”花は散る、だけど(だから)美しい”という日本人らしい感情と重ね、近藤独自の言葉であらわしている。

そしてタイトルが、フランス語で花の意の、「フルール」である。
まるでひとつの文学作品を読んでいるような気にさえなる。

グラフィックデザイナーとして


シンガーソングライターのほか、グラフィックデザイナーとしても活動している。
現在はシンガーソングライターとしての活動がメインだが、自身のグッズは自分で作成するなど、可能な範囲で活動している。


2011年には、日本のロックバンドAlexandros(アレキサンドロス)のツアーTシャツをデザインしたこともある。
(当時のバント名は[Champagne])

儚いようで、揺ぎ無い強さを感じる曲&アルバムをご紹介

歌詞に注目!おすすめ曲をご紹介 (short ver.)

失うことを恐れ過ごした僕の右手は
僕の左手と繋がれ、ただ願っていた

「何もできそうにない」もどかしさから”何かしたい”意思を感じながら
この手と手 ほどいてさ 自分だけじゃない世界へ

どうしようもなくなったとき、人は両手を合わせて祈る。だけど、それじゃあ何もつかめない。
だから、手をほどいて、それでいて本当に大切なものだけを掴める人でありたい。

アップテンポのメロディーに、そんな強い想いが込められた一曲。

言葉じゃどこか足らない
言葉じゃどこか余計な
こんな気持ちを君に伝えるにはどうしたらいい?
疲れたから会わないんじゃなくて
疲れたから会いたい

寂しいから会いたいんじゃなくて
会いたいから寂しい
君にとっての「らへん」が僕になれますように

ここらへん、そこらへん。自分にとっての「らへん」は、たぶん中心あたり。
そんな中心あたりに思い浮かんだのが、大切な人、もの。

その「らへん」が大切な人と重なったとき、愛とか、ちゃんと言葉にできるのだろうけど、今はまだ交わってる途中。
だから、ぼんやりとした「らへん」で大切な人との状態をあらわしている一曲。

想いのまま嬉しいと言える嬉しさがあって
心のまま淋しいと言えない淋しさがあって
悲しさだって 素直に悲しいと言えるなら
嬉々 嬉しくなるよ ありのままを

なにかを信じるため なにかを疑ってるなら
じゃあいったい僕は信じてんのか 疑ってんのか
どっち そっち ばか ばか みたい
嘘の嘘を本当にしても
幸福は笑ってますか 幸福に笑われてますか

当時スランプに陥っていた近藤。
無理して楽しいふりをしなくても、辛いことを辛いって言えるのは、そのときの自分にとっては「嬉しさ」
「嬉しさ」にもいろいろある。そんな視点から作曲された。

なにかに行き詰っているとき、原点回帰、視点の切り替えのきっかけとして聴いてほしい一曲。

「優しさ」って それは姿のないもの?
それともそれぞれ姿の違うもの?

僕らはアイを探すけれど 本当はアイが僕らを探していた
見えないようで なくしたようで 本当は気付けば ここいあった

”価値観の違い”
それによって、自分にとっての愛が、相手にとって哀の場合もある。
大切なものは、大切だと知っている時点で手に入れているもの。だけど、大切なものだけど自分には無いと思い込んで探している人も少なくない。そんな思いを綴った一曲。

近藤晃央の軌跡 アルバムをご紹介

●1stフルアルバム「ゆえん」(2013年)


|『ゆえん』の詳細情報

1. ゆえん(instrumental)
2. フルール
3. テテ
4. つづる
5. らへん
6. 反射光
7. しるべ
8. エーアイ
9. 100年後
10. HONEY
11. 運命共同体
12. 仮面舞踏会
13. ハッピーエンドワールドエンド
14. わらうた
15. 幸福論

「テテ」「らへん」を含むアルバム。
プロデューサーには、亀田誠治氏(椎名林檎、平井堅など)、島田昌典氏(いきものがかり、aikoなど)、江口亮氏(ポルノグラフィティ、ねごとなど)、出羽良彰氏(amazarashiなど)と個性溢れる豪華なプロデューサー陣を迎え、儚くもポップで彩り豊かなアルバムが完成。

●2ndアルバム「アイリー」(2016年)


|『アイリー』の詳細情報

1. グラデーションフライ
2. 心情呼吸
3. あい
4. ビビリーバー
5. 恋文
6. あの娘が嫌い 〜Album ver.〜
7. 理婦人ナ社会
8. アイリーズ
9. 六月三日〜Album ver.〜
10. なんのおと?
11. かわいいひと
12. ブラックナイトタウン
13. 月光鉄道
14. ともしび~いのちのうた~

「心情呼吸」「あい」を含むアルバム。
1stアルバム「ゆえん」から3年。「アイリー( I R I E = 嬉々)」、それは「ゆえん( Y o u & )」を経てひとりのシンガーソングライター( I )から届いた返信( R e ; )。

2017年9月 5周年を迎える近藤晃央は。

存在照明(初回生産限定盤)(DVD付)

いかがでしたか?
5周年を迎える近藤晃央は、”決意表明”として5周年記念シングルを発売します。
根拠のない励ましではなく、現実的な人間模様、感情を歌う近藤晃央。

だからこそ、聴いている人が自身を振り返って、結果背中を押してくれるような楽曲に感じられる。
そんな近藤晃央が、今後どのような楽曲を生み出すのか、要注目です。

それでは最後に、5周年記念シングル「存在照明」(2017年)のshort ver.をご紹介してお別れです。
この記事を通して近藤晃央を知り、「良い歌に出会えた」と感じていただけたら幸いです。