【インスタグラマーと、服。】No.09:工藤 孝生

instagrammer | 2017.10.28

いま、世の中でホットなワード「インスタグラマー」。トレンドを先駆けて取り入れ、自分なりのこだわりもプラスして日々を楽しむ。そんな彼らのライフスタイルが詰まった投稿は、日本の男の子たちが参考にできるものばかり。

でも僕たちは思った。インスタグラムだけじゃ分からない彼らの魅力って、たくさんあるんじゃないの? そんな1つの疑問から生まれたのが、今回の企画「インスタグラマーと、服」。

彼らなりの「服」や「ライフスタイル」に対する姿勢。いま何を考えているのか。次に何が来ると予想しているのか。インタビューを通して、彼らの魅力に迫ります。

第9弾は、モデルとして活躍されている、工藤 孝生(クドウ コウセイ)さん。クールな表情の奥に感じる彼の決意と、こだわり抜かれた服への思いに迫ってきました。

 

 

工藤孝生と、服。

——いつごろからおしゃれに目覚められましたか?

私服をちゃんと着ようと思った時期は高校から大学にかけてです。その頃は部活男子だったんですよ。

——意外です! 何部だったんですか?

水泳とテニスです。本当にバリバリやってて。いつも学校の服かジャージを着てました(笑)。
大学入るときに私服どうしようって思って、古着を買うようになりました。高校の時すごく仲のよかった子が古着好きでおしゃれで、その子の影響もあるかもしれないです。モデルになってからも自分よりおしゃれだなと思うことは多かったです。服って、その人をイメージづけるものだと思うんです。そういう意味でも本当に服を好きになったのはモデルを始めてからだったと思います。

——服のイメージのお話が出ましたが、工藤さんはモード系のイメージがあるのですが、最近取り入れているテイストはありますか。

ストリートです。ストリートと、あとメンズっぽくない、レディースっぽい雰囲気を取り入れました。

——レディースっぽい雰囲気というと、ビッグシルエットとか?

サイズ感もそうだし、女性らしいシルエットやデザインのものを取り入れました。たとえばこのダメージのパンツとか。パンツもアウターも女性ブランドだし、GVGVのGジャンも肩を落として着てます。なによりこのレースアップがお気に入りです。

自分らしくって考えた時に、やっぱりみんな個性を出したいっていうじゃないですか。その中で僕は「女性らしさ」が自分の中にしっくりくるものがあったんです。

——まさにジェンダーレス。なかなか男性には難しいものがありそうです。

繊細な感じが好きなんです。女性らしい、綺麗なシルエットとか。綺麗なものや繊細な感じのものが好きなんです。

——具体的に好きなブランドは?

GVGV、shojijoetakiが好きです。

——GVGVなどはまさに、先ほど出てきた「女性らしさ」を取り入れられるブランドな気がします。

そうですね。あとはストリート系のlakickzっていうブランドなんですけど、最初は衣装として着ていたんですけど、着てるうちに可愛いなと思い始めて。衣装を通して新しい自分を発見して、新しい自分を好きになることができるんです。

LAKICKZ JAPAN_OFFICIALさん(@lakickz_jp)がシェアした投稿

——では、2017の秋冬のファッションコーデはどんなものにしたいですか?

大人の色気を出していきたいなと思います。洗練された、これまでとは違った大人の雰囲気を出していきたいです。

——今でも十分色気があると思うのですが、、(笑)。これまでと違う点はどこですか?

今までの色気の出し方がが、例えばダメージパンツなどの肌見せだったら、これからは全体で見るとシンプルに見えるけど、よく見るとアイテムがやらしい、みたいな(笑)。
そういう意味ではまさにこのジャケットとスラックスも、洗練された大人の雰囲気がお気に入りです。

——まさに工藤さんがこれから取り入れていきたいと言っていたスタイルですね。最近買ったものでこれはヘビロテする! と思うものはありますか?

このジャケットですね。60年代の流行のシルエットで、肩がおおきめで、袖が長めで。裏地が迷彩柄で、全部裏にしても着れるんですよ。RUMHOLE berufというお店のものなのですが、とにかく可愛いアイテムがたくさん置かれています。

RUMHOLE berufさん(@rumholeberuf)がシェアした投稿

——お仕事でも様々な服を着られると思うのですが、普段はどんな服の買い方・選び方をされるんですか?

服の買い方は、仲良くなったデザイナーさんやお店の人、仲の良い友達にオススメしてもらったお店によく行きます。選び方は心が許せる人に似合うって言ってもらえる服を選びます。似合わないなら似合わないってはっきり言ってくれる人に意見をもらってから買いますね。

——ではワードローブの中で、特にこれは買ってよかったなと思うアイテムがあれば、ぜひ教えてください!

Christian Louboutin(クリスチャンルブタン)の靴です。一見ルブタンとはわかりづらいのですが、わかる人にはわかる良さがあると思うんです。履くと気分が上がるし、買ってよかったです。

仕事、そして私生活に迫る

——どうしてモデルになろうと思ったのですか?

服の受注会に遊びにいった時、モデルに誘われたのがきっかけです。
最初は社会人をしていました。そのときにモデル活動などはしていなかったけど、普通にこのまま会社員になるのが本当にいやで、その時の自分に心残りがあって。
人生一回きりだし、モデルをやって、いつ死んでもいいようにやりたいことをやりたいって思ったんです。

——会社員に戻りたいとは思いますか?

思わないです、絶対。アパレルもいいなと思った時期があって社会人をやめた時に、サロンモデルなどを経験して、その評判が良かったんです。自分を見てもらえるということが嬉しかったですし、初めての感覚でした。

——確かに会社員の工藤さん、想像できないです(笑)。

社会人の時とは違った経験をした新鮮さが忘れられなくて今の道を選んだので、大変なことも多いですけどこの道を進みたいです。

——人から見られるお仕事ですもんね。それをこなされていてすごいです。
着たいけど挑戦できない服を見つけて、気持ちを抑えることがあって。モデルさんはそういう人の「代弁者」だと思ってます。

そう思ってくれている方や自分のことを応援してくれている方のために、自分の見せ方は意識しています。インスタのあげ方ひとつでも自分をより良く見せるためにどうしようって考えたり。映画や本を読んで表現の勉強をしています。

——家の中で過ごされることも多いのですか?

いや、ほとんど家にいないです。寝る時間しか家にいない中で、そこを削ってDVDを見てます(笑)。

——趣味はありますか?

人間観察です。人が気になるんです。履いている靴や身につけているものを見て、色々と考えます。おしゃれに気を使っているなあとか、この人は今楽しい気分なんだなあとか。

——工藤さんが他の人をおしゃれだなあと思うポイントはどんなポイントですか?

雰囲気ですね。もちろん服装も大事だと思います。今っぽいおしゃれが受け入れらている時代じゃないですか。だからこそ自分らしい格好をしている人がおしゃれだなって思います。

——今日の格好も、1つ1つのこだわりがあるアイテム使いをされていますね。工藤さんの思う理想の格好が表現されている気がします。

奇抜な格好をする上でもどこかまとまりがある格好が好きで。逆にシンプルだけどちょっとずつ違う、みたいな。そういう格好の人はおしゃれだなあと思うし、自分もしていきたいです。

——人のことをよく見る人は自分にもきちんと向き合っている方が多い気がします。

僕は昔から、今でも人のことに関してすごく気を使ってしまいます。モデルをしている今でも、カメラマンさんの様子とか、撮った後の反応とか、気になってしまいます。

——工藤さんは社会人を経験されていることもあって、気遣いをすごく感じますし、話しやすいです!

嬉しいです。人柄は大事だと思います。話していて、「君、面白いね。モデルやってみない?」っていう風に内面を見て使ってくれる方もいて。そういうこともあって最近僕のことを見てくださる方も増えてきて、、。それが本当に嬉しいです!

——尊敬される方はいますか?

誰かって言われると難しいですが、マネージャーさんにはすごく感謝しています。自分の出し方、魅せ方を教えてくれるんです。プロとして頑張る上で、その自覚を芽生えさせてくれます。
刺激になっている人は、吉村界人さんがめちゃくちゃカッコいいと思います。1番憧れています。作ってない自分の出し方をしていて、彼の生き様は本当にカッコいいです。

——最後に、工藤さんにとって、「カッコイイ」とは。

僕にとってカッコイイとは、自分を支えてくれる人や、自分と関わってくれている人に、感謝することです。それができる人がカッコいい人だと思います。

編集後記


普段インスタグラムで見る工藤さんは、クールで、洗練されていて、儚げな印象すらも我々に与えるようなイメージでした。しかし実際の彼は、終始物腰の柔らかい話し方で、私たちへの気遣いも感じました。なんてできた人なんだろう、と素直にそう感じました。

そんな中でも服へのこだわりをしっかりと持っている彼に、私は共感する点がありました。それは工藤さんが、レディース物の繊細なデザインが好きで、レディースのアイテムを取り入れたりしている、という点です。

私は性別は女ですが、メンズ服が好きです。メンズ服が好きだからこそこのBoy.でファッションの記事を執筆しています。なのでメンズ、レディースを超えてファッションを楽しんでいる工藤さんのお話を聴いて、メンズ服が好きで良いんだという自信が持てました。ファッションを楽しむことに性別もメンズもレディースも、関係ないんです。

モデル、俳優としてはもちろん、一人の人としても本当にカッコいい工藤さん。今後の彼の活躍に、注目してみてはいかがでしょうか。

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