アースカラーを使ったクリーンなコーディネート特集。*メンズ
白・黒・紺の三色のみからの脱却。
みなさんは普段どんな服装をするでしょう。
おそらく、クローゼットには白・黒・紺の三色のアイテムばかりなのでは?
そこで提案したいのが、ベージュやカーキなどのアースカラーを使った着こなし。
今期はこれらの色がトレンドとなっていることもあり、各ブランドからハイセンスなデザインのアイテムが多数発表されているよう。
没個性なんかになりたくない。
まずは色から、取り入れていこう。
アースカラーってなに?
アースカラーとは、
“自然がもつ色合、特に大地のような茶色系の色など土の色のバリエーションを中心に呼ばれることが多い。空・海の青色、木々の緑色などをさすこともある。”
と定義されている通り、自然に近い色合いで目に優しいのが特徴。
では、なぜアースカラーをおすすめするのか、その理由とは。
アースカラーをおすすめする理由
Boy.編集部がアースカラー、特にベージュやカーキを使ったコーディネートをおすすめする理由。
それは、下記に挙げる3点。
①ノームコアが世界中で流行る今、その1つの表れとしてのアースカラー。
2000年代に流行ったセレブカジュアルと言われる、ラグジュアリーなファッションスタイル。
その反動で生まれた、肩ひじ張らずにオシャレを楽しむ空気感。それがノームコアというスタイルの生まれた起源。
多くの人たちがホワイト・ブラック・ネイビーの三色を使いながらノームコアスタイルを楽しんでいる。そこでさらに自然体のファッションを楽しもうという流れが出てきた。
それが、アースカラーと呼ばれる自然な色味を使おうという答え。
②他人とすぐ差別化できる。
やはり巷に溢れる色というのはホワイト・ブラック・ネイビーの三色ばかり。着て失敗がない無難な色なんて、誰でも取り入れたがるもの。
だからこそ、ベージュ・カーキを合わせるのはすぐに始められる他人との差別化。1つコーディネートに組み合わせるだけで雰囲気がガラリと変わる、優れモノ。
③着ていて落ち着く。自然体の自分になれる。
なんといってもこれが一番のポイントなのでは。
落ち着いた雰囲気を出したい、自然体の自分でオシャレを楽しみたい、そんな願いに応えてくれるのがアースカラーという色の最大の強み。
一気に大人っぽくなる。そんな色だろう◎
それでは、Boy.編集部がおすすめする着こなし方を今からたっぷりとご紹介。
アースカラーを使ったおすすめしたい着こなし方
この章では、アースカラーを使った着こなしについてご紹介。
Boy.編集部が特におすすめしたい着こなし方を、取り入れやすいトレンドカラーでもあるベージュ(ブラウン)とカーキ(オリーブ)に色を絞って特集。
画像の色はベージュ・カーキという順番になっているが、どちらの色を合わせても自然にキマるはず。
イメージを想像しつつ楽しみながらお読みいただけると幸いです。
●白Tをタックイン。

出典元 i7.wimg.jp
白Tをベージュのパンツにタックインしたコーディネート。
キャップもボトムスに色を合わせた物を持ってきたい。小物を上手く使えるのはおしゃれになるうえで必要になっていくスキル。
パンツにブラウンのベルトを合わせたのも絶妙な合わせ技。ベージュを使ったことで、黒のパンツと合わせるのとは違った穏やかな印象に。
●BIG T-Shirt と短パン。
トップスが大きめ、ボトムスがちょっと大きめというリラックス感のある合わせによって、シルエットの綺麗なVラインが完成。
そんな一歩抜きん出たコーディネートにベージュやカーキの自然な色味を合わせてみるだけで、半袖短パンというありがちな組み合わせでさえ落ち着いた雰囲気の着こなしに変身してしまう。
●トーンを統一して開襟シャツの一点投入。
着こなしをワントーンに統一。色の明暗にしっかりと気を配ればのっぺりとしたコーディネートにはならない。
開襟シャツを使ったトレンド感のある着こなし。このシャツ特有の肩が落ちるゆったりとしたシルエットによって、全身がワントーンのコーディネートにぴたりとはまっている。
●柄物シャツを思いきって入れてみちゃう。
思い切って入れてみた柄物のシャツも、ベージュのパンツと合わせれば何故だかうるさくないし新鮮。
ブラックのボトムスと合わせるのが普通なんだろうけど、そこは色でも遊んでみたい。そう思わせてくれるのは、ベージュの優しい色合いのせいだろうか。
●ブラウンでシックに。
色を上手く使えばこんなシックでかっこいいコーディネートにすることも。
ブラウンの色味に加え、コーデュロイパンツのこの生地感。色と生地に由来する2つの暖かみが、僕たちに優しげで個性のある顔を見せてくれる。
●チェックガウンとの相性がかなりいい。
チェックガウンの鮮やかな色味に思いの外ベージュがぴたりとハマってしまう。
アメリカンで可愛らしいゆるいシルエットと、ベージュの穏やかな雰囲気が100%マッチ。
●無難にスキニーと合わせるのも気分。
『ビッグTにはレイヤード、スキニー履いて街に出る。』
そんな語呂のいいコーディネートも、たまにはいいなって思える気分。なんたって、オリーブカラーを着ているだけで気持ちはウキウキ。まずはここから挑戦してみよう。
●バンドカラーシャツとワイドなパンツ。
バンドカラーシャツを使うことで首元がすっきりと大人びた印象になる。ワイドなシルエットのボトムスを持ってきてAラインをつくるテクニック。
カーキと合わせて落ち着いた色味のパンツを組めば、上品さがでてなおよし。
●チェックシャツで少し野暮ったさを出してみる。
単純に色を使うだけに飽きたら、今度はチェックシャツに手を出してみよう。独特の古臭さがなんとも言えないし、ボトムスにデニムを持ってきたらもう、大正解。
髪型に左右される雰囲気重視の着こなしってなんだか少し難しいけど、やってみるともう抜け出せなくなる気がしてる。
●使いたいのは、ベージュとカーキの一択。
この際ベージュとカーキどちらも使いたい。そんな人はトップスにカーキを、ボトムスにベージュを使うのがオススメ。
白のロングタンクトップでレイヤードしてあげるのも忘れないようにしよう。トートバッグを合わせればコーディネートに奥行きが増すという裏技も使いたい。
今から取り入れたいおすすめアイテム
アースカラーのコーディネートを実践してみたいあなたに向けて、おすすめのアイテムをピックアップ。
①トップス編
●WEGO – スラブ天竺ビッグTシャツ
¥2,149 (税込)

出典元 zozo.jp
商品詳細はこちら
WEGOのビッグTシャツは夏のマストアイテム。手を出しやすい価格なのにコーディネートの幅が広がってかなり使える。
●JOURNAL STANDARD relume – ノーカラーブルゾン
¥14,040 (税込)

出典元 zozo.jp
ノーカラーの美しいデザイン。すっきりとしたシルエットのモダンな印象が魅力的。
②ボトムス編
●Steven Alan – OXFORD 1PLEAT BAGGY TAPERED
¥16,200 (税込)

出典元 zozo.jp
シルエットが計算し尽くされた、これ一枚履けば完璧にキマる逸品。リラックスムード十分で、タックインするのにもぴったりの雰囲気が◎。
③小物編
●Arts & Crafts – RELIABLE NYLON OVAL DAYPACK
¥21,600 (税込)

出典元 shop-pro.jp
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ショルダーハーネスが2本、背面にトライアングルリングで取り付けてあるため、背負った時にきれいな型崩れシルエットがでてくれる。
綺麗な楕円形をしており、広い開口部が特徴的。
クリーンな着こなしが始まる。
ノームコアを取り入れたシンプルなスタイル。
その先に見えるアースカラーという選択肢。
ベージュの野暮ったい印象も、カーキの無骨な印象も、色味と生地、シルエットに気をつければもう怖くない。
まずは、着こなしに1つ合わせてみるところから始めよう。
また1つ違う自分を見つける。
そんな旅に出よう。