【動画まとめ】『進撃の巨人』名言から紐解くストーリー、人気の秘密
『進撃の巨人』人気は未だ衰えず‼︎
今やその名を知らぬ日本人はいない、名作コミック『進撃の巨人』。
アニメは1期を終え(2期は2016年放送予定)、2015年夏には劇場版の公開も予定されています◎
実写映画『進撃の巨人』は2015年夏、前後篇2部作で全国東宝系にて公開。
なぜここまでの爆発的人気を誇るのか。
そこには知る人ぞ知る理由がありました◎
名シーン・名言から『進撃の巨人』の魅力を探ってみましょう*
第1ターム:巨人の出現、進撃。
①超大型巨人出現 -物語のはじまり-
「その日、人類は思い出した。
ヤツらに支配されていた恐怖を...
鳥籠の中に囚われていた屈辱を…」
(アルミン・アルレルト)
物語の設定を知る上でも重要なのは、この「巨人の侵攻」ですよね!
100年の平和に呆けた人間が家畜のように喰い荒らされていく描写は、何かを風刺しているような。
②母親カルラを惨殺されたエレンに、ハンネスがかけた言葉
「エレン…お前が母さんを助けられなかったのは、
お前に力がなかったからだ。
俺が…!俺が巨人に立ち向かわなかったのは…
俺に勇気が、なかったからだ!!」
(ハンネス)
母親を目の前で惨殺された主人公エレン。
悲劇を生むのは決して運の悪さじゃない。己の力不足こそが、悲劇を防げなかったという真理は、深く心に突き刺さります・・・
③ 群衆が揃って怯える中、巨人に立ち向かう決意をしたエレン
「あいつら…
この世から…!駆逐してやる!!
この世から、一匹残らず!!」
(エレン・イエーガー)
決意の時。
でも圧倒的な力の前に立ち向かう決意をしたのはエレンだけ。
ただ怯えるだけの群衆こそが、リアルと重なるかも。
第2ターム:人類の奮起。 直面する絶望。
①訓練中にアニがエレンに問いかけた、「人間の本質」
「なぜかこの世界では
巨人に対抗する力を高めた者ほど、巨人から離れられる
どうしてこんな茶番になれると思う?
それが…人の本質だからでは…?」
(アニ・レオンハート)
「努力すれば努力するほど、努力を必要としない地位に人を導く。」
おそるべき人間の本質。
②仲間の死を前に、何もできなかったアルミンが自身に絶望する場面。
「強い者が、弱い者を食らう、親切なくらい分かりやすい世界
ただ…僕の友達は…この世界で強くあろうとした
弱い僕を…助けてくれた。
それが、絶えられなかった!
二人にとって僕は守られる存在なんだ…
僕も二人のように強く…
二人と肩を並べて
この世界を生きていきたかった…」
(アルミン・アルレルト)
主人公のように強い人間ばかりではないのです。
「弱い」人間が必死に強くあろうとする一方で、
砕かれる勇気、希望…
進撃の巨人は、弱者であることや負け続けであることを受け入れようとするので、(別の魅力があるから何も問題ないが)意外とルサンチマンっぽさはないのが、やっぱり独特なのかもしれないな?
— いずみの@Nara (@izumino) 2014, 12月
③ミカサの生きる決意。
「私はもう諦めない。二度と諦めない・・・。
死んでしまったらもう…
あなたのことを思い出すことさえ出来ない。
だから、何としてでも勝つ!何としてでも生きる!」
(ミカサ・アッカーマン)
全てを諦めることは、誰にでも、いつでもできる。
でも本当にそれでいいのか、大切なものを守るというのはどういうことか。
強いメッセージをもったヒロインの決意。
④エレンに処罰を与えようとする中央権力に、内気だったアルミンが激昂する。
(僕が勝手に思い込んでただけだ・・・勝手に・・・
自分は無力で足手まといだと・・・。
二人はそんなこと思ってなかったのに。
これ以上の説得力がどこにある・・・
僕に命を任せると言っている二人は・・・僕が・・・
この世で最も信頼している人間だ・・・)
「私はとうに人類復興のためなら心臓を捧げると誓った兵士!!
その信念に従った末に命が果てるのなら本望!!
彼の持つ「巨人の力」と残存する兵力が組み合わされば、 この街の奪環も不可能ではありません!!
人類の栄光を願い・・・
これから死に行くせめてもの間に・・・
彼の戦術的価値を説きます!!」
(アルミン・アルレルト)
立ち上がる仲間達。
その決死の決意に、心がじーんとすること間違いなしの名シーンです。
⑤恐怖で戦うことを拒む兵士に、ピクシス司令が憤怒する。
「
」
「人類が滅ぶのなら巨人に食い尽くされるのが原因ではない!!
人間同士の殺し合いで滅ぶ。
我々はこれより奥の壁で死んではならん。
どうかここで── ここで死んでくれ____!!」
平和ボケが忘れさせていた、「兵士としての義務」
そしてピクシスは、本当の”敵”は「人間の弱い心」だと唱えるのですね。
⑥エレンが伝える、「戦う」意思を強く持つということ。
「オレ達は生まれた時から自由だ。
それを拒む者がどれだけ強くても関係無い。
炎の水でも氷の大地でも何でもいい・・・
それを見た者はこの世界で一番の自由を手に入れた者だ。
戦え!!
そのためなら命なんか惜しくない。
どれだけ世界が恐ろしくても関係無い。
どれだけ世界が残酷でも関係無い‼︎
戦え!!
戦え____!!」
(エレン・イエーガー)
アニメ前半のクライマックス。最高のシーンです。
(ストーリー知らなくても泣けそう。)
どんな境遇に巻き込まれようと関係ない。
もう負けたくないなら、戦うしかない。
進撃の巨人の魅力は「この世は残酷なの」と「戦え」に集約されていると思う。だから大人が読んでもおもしろいんだ。 進撃の巨人(15) http://t.co/9CajKkcmYj — 星川崇 (@Soh_RundabanSP) 2015, 1月 26
第3ターム:エレン、調査兵団に入団、新たに迫る脅威。
①腰抜けの王制に激昂するエレン、呆然とする法廷。
「…力を持っている人が戦わなくてどうするんですか!
生きるために戦うのが怖いって言うなら…!
力を貸してくださいよ!!
このっ…! 腰抜け共!!
いいから黙って!!全部俺に投資しろ!!」
(エレン・イエーガー)
エレンの意思の強さにしびれるかっこいいシーン。
「お前らができないなら、俺がやる!」
こんなふうにかっこよく言ってみたいものですね。
②選択に迷うエレンに、兵長がかけた一つの言葉。
「俺にはわからない ずっとそうだ…
自分の力を信じても…信頼に足る仲間の選択を信じても …
結果は誰にもわからなかった」
(リヴァイ)
※ネタバレ注意
これこそが、選択するということの難しさ。
どんな選択も、正しかったかどうかなんていつまでたってもわからない。
だから、後悔しない覚悟と踏み切る強さが問われるんですね。
③仲間を信じることは「弱さ」なのか。繰り返される過ち…
「オレが、選択を間違えたから____
オレが仲間を信じたいと思ったから____
みんな死んだ____!!!!
最初から自分を信じて戦っていれば ・・・
最初から___こいつをぶっ殺しておけば!!」
(エレン・イエーガー)
※ネタバレ注意
こんなにも切ない思いがあるのかというくらいのシーン。
自分のせいで起こってしまった悲劇、
罪悪感とは違う、圧倒的絶望感と怒り。 BGM最高です。(笑)
④団長の方針に納得しないジャンに、アルミンがかけた言葉。
「大して長くも生きてないけど確信してることがあるんだ…
何かを変えることのできる人間がいるとすれば その人はきっと…
大事なものを捨てることができる人だ
化け物をも凌ぐ必要に迫られたのなら
人間性をも捨て去ることができる人のことだ
何も捨てることができない人には
何も変えることはできないだろう___」
(アルミン・アルレルト)
全てを守りたい、それは理想であり虚像。
これも・・・真理ですね。
⑤ミカサの、「戦う理由」
「仕方無いでしょ?
世界は 残酷なんだから____」
(ミカサ・アッカーマン)
※ネタバレ注意
『進撃の巨人』の世界だけに言えたことじゃなくて、
美しさがあるからこそ、残酷さもある、
それこそが現実、だと思います。
⑥破壊の限りを尽くす女型。エレンは激昂し、その目的を問う。
「お前……何のために戦ってんだ。
どんな大義があって
人を殺せた____!!!!」
(エレン・イエーガー)
※ネタバレ注意
第4ターム:アニメ『進撃の巨人』25話以降の原作より
①運命に抗うことのできない、「悪役」たち
「もし生まれ変わることができるのなら___
今度は自分のために生きよう・・・
そう強く、願った____」
(謎の巨人)
ここからは原作より。
わかる人にはじ—んとくるこちらの名場面。
死を覚悟した怪物の、切なく儚い願い・・・
②絶体絶命の危機・・・覚悟を決めたミカサがエレンに託した言葉
「私に生き方を教えてくれてありがとう…
私に……マフラーを巻いてくれてありがとう。」
(ミカサ・アッカーマン)
「そんなもん何度でも巻いてやる・・・
これからずっと…オレが何度でも___」
(エレン・イエーガー)
最後を飾るにふさわしい、最高のシーンを。
・・・絆って美しい・・・。
多彩の魅力が詰まった衝撃作!これは一回読む価値あり!
男性が漫画に求めるものって、
「癒し」だけじゃありませんよね。
啓蒙性とか心にぐっとくるメッセージ性とか、
そういう魅力が存分に発揮されていることが、 (ただの殺戮漫画でもない、)
『進撃の巨人』の 魅力なのではないかと思います◎
一方、こんな意見も。
漫画ファンではない人に「進撃の巨人」のどこに魅力を感じるか、を聞いたら「閉塞感の中での個々の生き様や混乱にシンパシーを感じる」と言う答えだったが、もう1つ「いろいろな部分で突っ込みどころ満載」があるんじゃないのか。総レビューアー化してるからねえ。 — 青海文庫館長 (@seikaibunko) 2015, 1月 26
世界観の謎、巨人の存在、戦闘描写、絶望感の描写、キャラ、物語構造… 様々な理由が考えられるが、本当に何が「進撃の巨人の魅力」なのかはわからない。 恐らく、理由は一つではなく、複合したものであるのだろう。 漫画は総合芸術だ。決して一つの要素、絵やストーリー、台詞だけでは成り立たない。 それぞれの魅力があって、相乗効果を引き起こし、作品を昇華させる。 あえていうなら、そういった意味での「漫画の完成度」、魅力の絡み合う形が進撃の巨人の面白さの理由、人気の理由、魅力であるのかもしれない。 -引用元:ネット世代の雑評論「進撃の巨人」の魅力とは何かを考える
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