テラフォーマーズのキャラクターをサラッとおさらい♪
テラフォーマーズって?
テラフォーマーズといえば、今や人気コミックの仲間入りを果たした話題作である。日本人なら誰もが嫌悪感を抱くゴキブリと人間との戦いを描くSF漫画。
2013年『このマンガがすごい!』オトコ編で1位、『全国書店員が選んだおすすめコミック2013』で2位を獲得。2014年にはテレビアニメ化 された。
●あらすじ
人口の激増に伴い、人類は火星移住を考え始めた。火星を人類に適した環境にするため、21世紀に苔とゴキブリを火星に大量に放ち、地表を黒く染め上げることで太陽光を吸収させ、火星を暖めようと試みる。
数年後、人類の想像を超え、火星のゴキブリは信じられない進化を遂げていた。
”ゴキブリ”の圧倒的な身体能力を前に、地球人は全く歯が立たない。そんな中生み出された「バグズ手術」
人間と昆虫を掛け合わせ、昆虫人間を作り出すことで、ゴキブリたちに対抗できる手段を得た。
火星に住むゴキブリと地球人の戦いの幕開けである—。
キャラクターの個性が◎
種々雑多の昆虫、動物と人間のハーフが登場するテラフォーマーズでは、登場キャラクターが実に個性的。
物語の中では、様々なキャラクターが登場してはすぐ死んでしまうのも珍しいことではないが、すぐに殺してしまうには惜しいキャラクターがたくさん。
一人のキャラクターでストーリーを展開していく、というよりはたくさんのキャラクターを登場させ、それぞれの背景を描きながらストーリーは展開されていく。
そうすることで、一人のキャラクターからの視点でなく、一つの物語を多角的に描くことが可能になり、物語に深みが出ている。
そんなテラフォーマーズに欠かすことのできないキャラクターたちを強さの順でまとめた「マーズランキング」
今回はそのマーズランキングに沿って、テラフォーマーズの主なキャラクターたちをご紹介!
●1〜10位
1位ジョセフ・G・ニュートン
未だ謎が多い「1位」
生身でゴキブリと対等にやり合うほどの実力を持つ。どこか掴みどころのないキャラクター。
人間の中で、最も神に近い男ともされ、特別な家柄で育つ。
2位アドルフ・ラインハルト
昔からはみ出し者として、孤独でいることが多い。最愛の女性には浮気相手がおり、さらなる孤独に。ただ、今回の作戦におけるドイツ班のトップとして部下からは慕われ、その能力を余すところなく発揮。唯一心を許す部下たちのため、一対多数の激闘の末、死亡。
3位シルヴェスター・アシモフ
今作戦のロシア班トップ。火星についてなんらかの情報を握っている。戦況により、日本に加担。
4位小町 小吉
テラフォーマーズの主人公の位置にもっとも近いキャラクター。一番最初の火星調査の乗組員であり、一方的な戦況から命からがら生き残る。その後地球でさらなる訓練を積み、日本班を率いる。
5位ミッシェル・K・デイビス
バグズ手術を施された父と人間の母とのハーフ。6位の膝丸 燈とともに、貴重な存在として、「ゴキブリ」の捕獲対象とされている。火星からの脱出を図る際、中国の兵器から燈を守り、死亡。
6位膝丸 燈
5位のミッシェル同様、産んだ生まれながらにして能力を持つ。日本にとって貴重な存在。ゴキブリからの捕獲対象とされている。日本の切り札とも言われている。
7位アレクサンドル・アシモフ
ランキング3位シルヴェスターの息子。劣勢の中で、その身を犠牲にし、大局を冷静に判断した行動で、状況を逆転させた。
8位鬼塚慶次
元ボクシング世界チャンピオン。その経験を生かし、主に接近戦を得意とする。 周囲からは少し孤立気味。
9位マルコス・エリングラッド・ガルシア
アレックスと幼馴染で、アレックスと共にアメリカへ不法入国した。極貧生活から抜け出すために渋々ギャングの仲間入りをする。その後、ギャングを辞め、U-NASAの戦闘員となる。子供っぽい性格だが、その戦闘力と責任感の強さを小吉から高く評価され信頼されている。
10位イワン・ペレペルキナ
明るく人懐っこい性格で、各国の思惑が交錯するアネックス計画を単なるワクチン製作のための作戦と考える。アルカロイドを打ち込むことで相手に強力な幻覚症状を引きおこさせて、行動不能にさせることができる。広範囲に攻撃が可能。
11〜20位
11位マルシア
12位アレックス・カンドリ・スチュワート
9位のマルコスの幼馴染み。速球に自信がありメジャーリーガーを目指していた。マルコスと共にU-NASAに志願兵として訪れ、戦闘員となる。鳥類の生物をベースとしており、飛行が可能。その投球の能力を生かし戦う。
13位イザベラ・R・レオン
アドルフの部下で、班の戦闘要員No.2である。
アドルフたちと、ゴキブリの罠にかかり窮地に陥る。リオックに変態して飛びかかった瞬間一撃で上半身を吹き飛ばされ、死亡。
14位不明
15位三条 加奈子
アレックスと同様に、鳥類の生物をベースに持つ。空を舞うスピードは類を見ない。その強さをミッシェルも認めている。これまでに何回も命を落としかけるが、そのたびに周りから助けられている。
16位〜20位は現状不明。
以下これまで物語に登場してきたキャラクター
ランキング上位ではないが、知っておくべきキャラクターを紹介。
●蛭間一郎
小町小吉とともに、火星から帰ってきた元戦闘員。今は日本国第502代内閣総理大臣として小町小吉率いる日本班を地球から指揮。
●劉 いー武(リュウ イーウ)
今作戦で、他の国を裏切り、自らの企てを推し進める中国班の班長を務める。ランキングは44位と目立たない位置にいるが、それも今作戦における裏切りのため。ランキング上位者たちと対等にやり合える力に加え、様々な兵器を駆使。最後は本国(中国)から任されていた任務に失敗し、味方に殺された。
●アレクサンドル グスタフ ニュートン
バグズ2号計画の最高責任者であり、第6班班長のジョセフ・G・ニュートンと同じ一族でバグズ1号のクルーのジョージの祖父。ストーリーの重要な鍵を握っているであろうキャラクター。
テラフォーマーズはこれからが面白い!
テラフォーマーズは単なるゴキブリVS人間ではない。
火星のゴキブリの進化のスピード、その生態は人間の研究対象となり、それは人類の起源にもつながる可能性を秘めている。そんな未だ明かされていない謎を追うサスペンスの要素も兼ね備える。また、コミックでは、いよいよ作戦が終了し、次の展開に差し掛かっている。
このゴキブリを巡って、日本、アメリカ、ロシア、ドイツに中国と様々な国家間で行われる駆け引きにも注目。
『世界中の生物を同じ大きさにしたら、なにが最強か?』
よくあるこの問いを追求している側面もあったりして、男心がくすぐられる要素が盛り沢山の作品である。
実写映画化決定!?
テラフォーマーズのキャラクターを中心にこれまで紹介してきたが、タイトルにある通り、なんとテラフォーマーズが実写映画化することが決まっている。
「風に立つライオン」や「藁の盾」など、コメディー、ホラー、バイオレンスなどのジャンルを手掛ける三池崇史がメガホンを握る!
●三池崇史監督コメント
●原作者コメント
作・貴家悠
映画になります…!!
母さん…『あんたの漫画ゴチャゴチャしてて全く何やってるのか分かんないけど、就職はいつすんの?』
とはもう言わせません……映画になるんですよ、母さんッ!!!
画・橘賢一
実写映画にしてもらえるかも、という話を聞いてはじめに出た言葉は「まじで!?」でした。
どういう風に実写映画にするのか・・・、僕にはまったく見当がつかなかったのです。
しかし、メガホンをとるのが三池監督に決まり、「ああ、これはいける…ッ!」と直観しました。
監督のパワーと熱さが、テラフォの物語を、さらに燃え上がらせてくれるはずです。
映画版テラフォ、今から一観客として本当に楽しみです。ぜひ皆様も楽しみにしてください…!じょうじ!!
テラフォーマーズに関する賛否両論
後輩がテラフォーマーズのことめっちゃ呟いててすごい気になってる笑 読んでみたい
— あんどう ちひろ (@_____chii) 2015, 5月 7
テラフォーマーズの一巻読んだけどすごいおもしろい。めっちゃぐろいけどw
— えまる (@emaruu25) 2015, 5月 4
少なくとも漫画家には、 勉強する能力は必要やと思う。 知性のない漫画なんて、 つまんないでしょ。 カイジとかテラフォーマーズとかジョジョとか面白いでしょ。 作者の知性感じる。
— ヤマミ@編集長 (@josyoshiko) 2013, 10月 7
そういえばテラフォーマーズ4巻ぐらいまで読んだけどクソつまんない
— シャロン (@syaronalex) 2014, 9月 6
テラフォーマーズ実写化するんだってな! 絶対つまんない!
— 美堂 舞那様 (変態) (@wx84121891) 2015, 3月 8
肯定派、否定派それぞれ相当数いらっしゃるよう。それも人気の証!
話題の作品、あなたはどう思う?
「スゲー漫画」から「スゲー映画」が生まれる事を証明しようと思う。
映画をナメたら火傷するぞ!