【苦手なビールを克服!】絶対に飲める、常識破りのおすすめ白ビール7選
「とりあえず生で!」が嫌いでした。
「とりあえず生で!」「あ、俺も!」「生いくつ〜?」なんて声が飲み会で飛び交う。…僕はビールが好きじゃなかった。あんな苦くてまずいもん飲めたもんじゃない。
某賭博黙示録カ●ジでは、ビールをごくごく飲んで幸せそうにしている。僕にはなんでビールを飲んで幸せになれるのかはさっぱりわからなかった。
そんな僕のビール嫌いを変えてくれたのは1つの瓶ビールだった…。ビール嫌いのみなさんはビールのイメージってどういったものでしょうか。
“苦い”
言っちゃえばその一言に尽きるのではないでしょうか。
そこまではいかなくても、ビールに苦手意識がある人にとってはポジティブよりネガティブなイメージが先行しているかと思います。
でも、実はビールってそんな単純じゃないんです。
世界には”乳製品のニュアンス”だったり”バナナ香”だったりと、日本の居酒屋のビールだけを飲んでたら知り合えないような驚きのビールがたくさんあります!
今回はそんなビールに苦手意識を持つ人のビール観を変えるような”甘くて飲みやすい”ビールをご紹介していきます。
まずはビールの種類を知ろう!
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先ほど述べたようにビールには色々なフレーバーがあり、分けようと思うと色々な分け方、さらには相当細かな分類法があるため、ここでは紹介しきれません。
そこで、ざっくりと分ける軸として人気のビールの種類を「スタイル」というビールの分類法にわけてご紹介致いたします。
そんなことより早く飲みやすいビールを教えてくれ! という方。ビールの種類をちょっと知っておくだけでも話のネタになりますよ。
1.ピルスナー – 俗に言われる生ビール
味の特徴:キリッとした苦味と爽快感のある飲みごたえ
有名なビール:日本のビール全般(アサヒ、サッポロなど) / ハイネケンなど
「とりあえず生で!」で飲んでいるビールはだいたいピルスナーというビールに分類されます。そうです、コンビニに売ってるアサヒやサッポロなんかがそれです。
ビールには上面発酵と下面発酵という2種類の発酵の仕方があるのですが、このピルスナーは下面発酵で低温長時間発酵しています。
味も苦味のあるものからないものまで様々ですが、主に日本で飲まれているビールはキリッとした苦味と爽快感が味わえるものが多いです。
海外でももちろんピルスナーは人気で、SAMUEL ADAMSは世界的にも人気なビールですね。
ちなみに、次に紹介するペールエールの方が歴史的には過去なのですが、日本ではこちらのほうが有名のようです。
2.ペールエール – 香り豊かなビール
味の特徴:香り豊か、苦味は種類によって大きく変わる、ぬるめのビール
有名なビール:バスペールエール、よなよなエール
こちらはビールに力を入れているバーなどではよく飲めるタイプのもの。ピルスナーが下面発酵だったのに対して、こちらは上面発酵という醸造の仕方をしています。
初めて飲む人がまず驚くのは、ペールエールのビールを口元まで持ってきたときの香りでしょう。ピルスナーには感じられないフルーティな香りが特徴です。
そういう意味で、ビール自体の重みはありますが、1口1口を楽しむビールです。
日本ではまだあまり多くないのですが、火付け役となったのはよなよなビールです。口当たりが良く、やわらかな苦味が特徴です。
ただ、ペールエールも種類が豊富で、次に紹介するIPA(インディアンペールエール)はペールエールのなかでも特に特徴が際立ったビールです。
これを知らずしてビールを語れないと言っても過言ではないので、ぜひ見てみましょう。
3.IPA – パンチききまくりのキレキレビール
味の特徴:華やかかつ複雑な香り、強い苦味、高めなアルコール度数
有名なビール:パンクIPA、ストーンIPA
初めて飲む人はまず驚くであろうこの香りと味のクセの強さ。けどそれがたまらないという人が続出するほど中毒性の高いスタイルです。
とにかく特徴として言えるのは、ホップをたくさん使ったことからくる華やかな香りと強い苦味です。この味はホップの種類や量で決まります。
なかにはダブルIPAやインペリアルIPAという度数が10度を超えるようなビールもあります。このスタイルで最も有名ものといえばストーンIPAでしょうか。
これはIPAの中でもバランスが取れているもので、ほのかなホップの香り、サッパリした飲みごたえ、嫌味のないIPAらしい苦味が特徴です。
4.スタウト – ロースティな色合いの黒ビール
味の特徴:香ばしい苦味、重厚感のあるテイスト
有名なビール:ギネス、マーフィーズ
ここでご紹介するのが、ここまでのビールとはまったく違う見た目、味の変り種、「スタウト」です。
スタウトは見て分かる通り見た目が真っ黒のビールで、日本ではギネスが有名でしょう。マイルドな味が特徴です。
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基本的にスタウトは味が非常に濃厚で、苦味も酸味も強いです。
一方で、他のビールのような苦さとはまったく違い麦芽をローストした苦味なのでいわゆるピルスナーの苦さが苦手な人でも意外に飲めたりするビールです。
一応日本ではギネスが有名となりスタウトが有名ですが、黒ビールにも上面と下面発酵があり、このスタウトはいわゆる上面発酵、逆に下面発酵にはポーターが存在します。
5.ヴァイツェン – 苦味のない飲みやすいビール
味の特徴:とにかく苦味がない、フルーティな味わい、香るバナナ香
有名なビール:フランチスカナー、ホフブロイ
さて、最後に紹介するのが今回最も紹介したいスタイル「ヴァイツェン」です。これはなにがすごいってもう苦味がまったくなく、ビール嫌いの人が一発で好きになるテイストなんです!
なかにはバナナ香がするものや、乳酸系飲料のようなニュアンスがするものもあります。いわゆる白ビールと呼ばれるものはこのヴァイツェン系に含まれるものも多いです。
自分はこのビールを飲んでビール観が180度変わりました。
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このフランチスカナーのヘフェヴァイツェンは、ヴァイツェンのなかで最も支持されていると言っていいでしょう。
なぜなら、飲むたび飲むたびその味が変化し、風味が変わるからです。様々な料理を口にしたあとこのビールを飲んでみると、その味はもう七変化して止まりません。
このように、ビールには様々な種類があるのです。さて、最後にビールが苦手な人にこそ飲んで欲しいとっておきのビールをご紹介します。
ビール嫌いにおすすめしたい7つのビール
ここで紹介するのは、主に白ビールと呼ばれるような、小麦をふんだんに使用したビールをご紹介いたします。
比較的手に入れやすいものから、変り種も用意しているので、気になったものを試してみると面白いでしょう。
1.Hoegaarden White – 疲れを癒す白ビール
スタイル:ベルジャンホワイトエール
味の特徴:苦味がない、ヨーグルトのニュアンス
世界でも広く親しまれている白ビールの王道「ヒューガルデン・ホワイト」。疲れを癒してくれるような乳酸系飲料のニュアンスが口いっぱいに広がります。
とにかく苦味がまったくなく、恐ろしいくらいに飲みやすいビールです。また小麦を使ったビール特有の泡立ちと香りの良さが特徴のビールです。
2:BLUE MOON –全米No.1のベルジャンホワイト-
スタイル:ベルジャンホワイトエール
味の特徴:苦味がない、クリーミーでなめらか、フルーティな風味
全米No1.を手にいれた不動のベルジャンホワイト「ブルームーン」。クリーミーでなめらかな味わいを持ちつつも、フルーティな風味が特徴です。
何よりオレンジオーガニッシュを添えて飲むそのスタイルが斬新かつスタイリッシュで、多くの人を虜にしています。
3.Kronenbourg Blanc – 白ビールの優等生
スタイル:ベルジャンホワイトエール
味の特徴:苦味がない、 まろやか、酸味と甘味のバランス感
まさに白ビールの優等生とも言えるのはこの「クローネンブルグ・ブラン」。
なんといっても口に入れる前のフルーティな香りと、いざ口の中に入れた時に広がるモルティさと若干の柑橘系な酸味が絶妙なバランスです。
4.St. Bernardus White – 世界3大白ビール
スタイル:ベルジャンホワイトエール
味の特徴:苦味がない、乳製品のニュアンス、ピーチのニュアンス
さて世界3大白ビールの1つといっても過言ではないのがこの「セント・ベルナルデュス・ホワイト」。
白ビールならではの乳酸系飲料の味わいと、ほのかに香るフルーティさ、そして濃厚なボディがクセになるビールです。
5.Grisette BIO – スパイシーな白ビール
スタイル:ベルジャンホワイトエール
味の特徴:柑橘系の香り、モルティ、香辛料によるスパイシーさ
続いて紹介するのは白ビールで有名なグリゼットの変り種「グリゼット ビオ」。
白ビールならではのモルティさやクリーミーさはありつつも、他のものと違いスパイシーさが目立つビールです。
6.Heller Weizenbock – 香るバナナ香と重みのあるボディ
スタイル:ヴァイツェン・ボック
味の特徴:バナナのような甘みのある芳香な香り、重みのあるボディ
さてお次に紹介するのは、プランクが出すヴァイツェン系のビール「ヘラー・ヴァイツェン・ボック」。
ここまで紹介してきたベルジャンホワイトとはまた違ったタイプの白ビールで、香るバナナ香とヴァイツェンの中でもボックと呼ばれるボディがしっかりしたところが特徴になっています。
プランクはヴァイツェン系のビールに特化しており、ヘフェ・ヴァイツェンもおすすめです。
7.はなきんうぃーと – しゃくなげの花酵母
スタイル:アメリカンウィートエール
味の特徴:バナナ香、甘い柑橘系の香り、トリピカルのニュアンス
最後にご紹介するのは、日本の伊勢角屋麦酒の「はなきんうぃーと」。
しゃくなげの花酵母を使い、バナナのような香りとともに、甘い柑橘系のジューシーな香り、トロピカルフルーツを思わせる香りに仕立てられています。
流通量が少ないのでなかなか手に入りませんが、見つけたら即買いするくらいの価値があるビールではないでしょうか。
「ビールが好きになりました。」
いかがでしたか? ご覧いただいてわかったとおり、ビールは奥が非常に深い飲み物です。今日ご紹介したものもほんの僅かにすぎません。
日本にも、ビールを楽しめるビールパブはたくさんあります。そして、お店でしか味わえない生の味、そしてその場の雰囲気があります。
「あの子とサシ飲みになったけど普通のところには行きたくない…」「後輩たちと飲みに行くことになったけどどこに行こう…」
そんなときこそ、ちょっとおしゃれで雰囲気の良いビールパブに行ってみてはいかがでしょうか。しれっと連れていけたら、かっこいいですよね。
これを機に、ビールが苦手だった人がビールに興味を持ち、ビールが好きだった人がよりビールを好きになってくれたら幸いです。