【"今、着たい"が集う場所】detour -yorimichi-
あなたにとって実りのある”寄り道”を。
裏原宿に構える、古着屋、そしてセレクトショップであるdetour。最近事務所に入ったモデルでありMNFC(メンズノンノ・ファッションサークル)の浅利琳太郎さんの御用達でもあるショップ。
もともと、原宿に構えるセレクトショップConnecter Tokyoで働いていたmameさんが、独立して立ち上げた同店。
どの古着屋よりも気負いせず、アットホームで遊びにくる感覚で楽しめる。detourは英単語で「寄り道」という意味であり、コンセプト通りのショップ。
また来たくなるお店は多数あるけど、何を買うわけでもなくフラッと立ち寄れる第2の家のような感覚を持たせるショップは数少ない。
最近では多くのフリーモデルたちも訪れてモデルをするなど、今ホットなショップである。
今回はdetourのオーナーであるmameさんに、ショップのコンセプトや服へのこだわり、今後detourをどのようにしていきたいかなどのお話を伺うことができた。
—本日はよろしくお願いします。まずdetourの立ち位置について。”used&selectshop”としてのコンセプトはなんでしょうか?
コンセプトは”寄り道’’です。エンドユーザーが気負いせずに、気軽に来れるようなお店がテーマです。アットホームで堅苦しく、気負いしてしまうようなショップの雰囲気を出したくありませんでした。
なので、あまり馴染みっ気のない英単語「detour」にしました。
—独立してdetourを立ち上げたのはなぜですか?
Connecter Tokyoでの6年間でストアマネージャー、バイヤーを経験させてもらいましたが、一からすべて自分の力で、自分の好きなことを30までに独立してやろうと考えていました。
その思いがいつからか”やりたい”という感情よりも”やろう”という感情に変わっていました。
—独立してみて、いかがでしょう。
やっぱり自分一人ですべてをやるとなるときついですね(笑)。独立する前は構成立てをして、イメージをして面白そうだなと感じ期待が膨らんでいったのですが、いざやってみるとむずかしい面も多くでてきますし。
でも、それ以上に自分がしたいことを表現できるショップをできていることに楽しさを感じています!
—服をセレクトする際のこだわりを教えてください!
古着をセレクトする際は、デザインは重視しますがほぼフィーリングでやっています。主にこだわっているのはサイズ感ですね。特に最近はオーバーサイズよりもジャストサイズのアイテムを選ぶことが多いので、そこに気を遣っています。
素材感でいうと、このアイテムでこのシルエットならばこの素材というように体系的には考えています。レディースのアイテムをセレクトするときは試着するか、鏡の前で合わせて女の子が着るときをイメージしてセレクトしています。
—セレクトショップとして取り扱っているブランドはなんですか?
もちろん、大前提に自分自身が好きなブランドであれば、エンドユーザーにもどんどんおすすめしていきたいとは思っています。
ブランドは主に3つあり、CITY、SUGARHILL、A LITTLE TOO SERIOUSです。
どのブランドを取り扱うかで気にかけていることは、第一は”リアルクローズ”であり、上質な素材を使いつつ、実生活でも着やすいアイテムを選んでいます。
第二は”若いブランド”であることです。ブランドのセレクトも基本的にはフィーリングですね、特に若いブランドはシーズンを重ねるごとにどんどん良くなっているのがわかります。
—ブランドの方とはどのようにつながっていきたいんでしょう。
一緒にWIN×WINで共に上がっていき、成長できるような関係を築いていきたいです。そのようなブランドと仕事をしていきたいなと考えていますし、一緒に仕事ができたら幸せなことだと思います。
—価格帯はどのように決めているのでしょうか?
古着の値付けに関しては、ブランドの価格帯を前提に安くもつけすぎず、高くもつけすぎずを意識して、かつ顧客が手を出しやすい値を意識してつけていはいます。
ブランドのアイテムが高くて買えないような人たちにも、古着なら手が出せると思ってもらえるような価格づけですね。
—客層としてはどのような人たちが来ているのでしょうか?
主に10代後半〜30代前半の男女共に訪れてくれています。男女比でいうと、8:2といったところですね。Connecter Tokyoでのお客さんであった人が来てくれたり、音楽系のアーティストさんなど様々なジャンルの方が訪れてくれてます。
—MNFCの浅利さんともつながりはそこが関係してくれるんでしょうか?
Connecter Tokyoでの出会いと、北海道から琳太郎が上京してきたのとが、お店のOPENが重なったのをきっかけに今も仲良くさせてもらっています。
よくお店にも遊びに来てくれるので、訪れてくれたら、いつの日か会えるなんてこともありそうですね(笑)
—店内の空間作りへのこだわりなどあるんですか?
これはConnecter Tokyoで働いていたときの反動か、あまりごちゃごちゃさせたくなく、わりとシンプルに服の見やすい環境を作っているつもりです。
居心地の良さという面ではConnecter Tokyoを意識している部分もありますね。
—服に関する情報はどこから仕入れているのでしょうか?
あまりこれといった媒体を意識して見てるといったことはありませんね(笑)。他の情報を見るとセレクトする感覚がブレそうなので…。
ただ、街中に歩いている人は結構よく見ちゃいますね。どのような服を着ているのかなあと。あとは、知り合いのブランドの展示会に出向いて、見に行って参考にしてたりはします。
—服はどこで買われるんですか?
服自体、自分で自分の好きなものを仕入れているのでそこで済ませますね。たまに横のつながりでの知り合いのお店や、展示会などの個人オーダーをつけてくる程度です。
—おすすめのアイテムの紹介をお願いします。
●リバーシブルベスト
カーキのベストはコーデュロイとコットンの両A面。ミニマムで秋冬のレイヤードで活躍。
●リフレクターラインパンツ
ワークパンツに付いたリフレクターのラインテープが魅力。見栄えの良い一本をぜひワードローブに。
●テキスタイルジャケット
リアルツリーの総柄ジャケット。きれい仕立てと秀逸な柄が野暮ったさを感じさせず、むしろ高いデザイン性のあるシャツジャケットに。
●2トーンシルクシャツ
柔らかな質の良いシルクシャツを2トーンで。淡い色合いながらも存在感は抜群。比翼仕立てなのも上品。
●A LITTLE TOO SERIOUS
RUNAWAY blouson
ゆったりとしたドルマンスリーブのスカジャン。胸にはカラフルなトラ刺繍。和風な生地やくすみのあるカラーバランスが良い抜け感に。ユニセックスでお使い頂けます。
●SUGARHILL
21歳の学生がNYで立ち上げたブランド。古着から着想を得たワーク×ストリートがどこか懐かしさと新しさを感じさせる新進気鋭のブランド。
同ブランドのベーシックアイテムであるロゴ入りのTシャツとパーカー。おおげさに言っても控えめなロゴが逆に魅力的。
—mameさんにとって”カッコいい”とはなんですか?
こういうことを言うとカッコつけてるみたいで恥ずかしいです(笑)。ただ定義するなら個人の主観があるので難しいですが、僕が選んできてるものは全てカッコいいと思っています。
自分が持っている感性だったり、自分らしさを貫いていて軸がある人はカッコいいと思います。
—今後の目標や宣伝があればどうぞ!
まだオープンして間もないので、もっとより多くの人に認知してもらうようになりたいです。あとは、どこが基準かはわかりませんが、人並みの生活がしたいです(笑)
みなさん、ぜひ遊び(寄り道)に来てください!
|detourの詳細情報
TEL | 03-6884-0123 |
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住所 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-25-3 メゾン原宿302 |
営業時間 | 12:00-21:00 |
定休日 | なし |
HP・SNS |
https://yorimichitokyo.shopinfo.jp/ Instagram @detour_yorimichi Twitter @yorimichi_tokyo |
行きつけの古着屋に。
いかがだったでしょうか。
キャットストリートの裏に構えるアットホームなショップ。一度訪れてみるとわかりますが、オーナーであるmameさんも、併設してアイウェアのプレスルームを展開している澤さんも人柄が良く、気さくなお2人です。
自分もたびたび訪れますが、何を買わずともお話をしたり、少し寄ってみたり居心地の良い空間がそこにあります。買わずともというのは少し言い方が悪いですが(笑)
一度行ってみたら癖になるような古着屋。ぜひ足を運んでみては?